45話 ページ46
待ち合わせとかは遅れることを考えると怖くなって、いつも早めにきてしまう。
流石にアロハも来てない。
まぁ、相手を待たせることはよくないし、向こうから誘ってくれたんだから、早く来るべきだろう。
15分後、アロハはワタシに気付くと走ってくる。
「ごめん。待たせちゃったよね」
手を顔の前で合わせてアロハが謝罪する。
「いえ、気にしないで」
ワタシは淡々とアロハに言う。
「いつから待ってたの？」
少し困ったような顔をして、アロハが質問をした。
「8時半ごろからよ」
正直に答えると、
「早いよ！そんな早く来る女の子、君が初めてだよ！」
と突っ込みのように言った。
「待たせては悪いし、遅刻するのが怖かったから」
理由を述べると、アロハは
「女の子は遅刻してくるくらいが良いんだよ！オレ、カッコつけらんないじゃん！」
と少し怒ったように言う。
「格好つけなくて良いから。女の子だろうが、男の子だろうが、遅刻はいけないと思うわ。というか、アロハも間に合ってるんだから、良いんじゃない？」
ワタシのその回答に、アロハはため息をついた。
ワタシが何かおかしな事でも言っただろうか？
これは常識ではないのかな？
「まぁ、いいや。ていうか、服、いつもと違うんだね！可愛いじゃ〜ん！」
気分を変えて、アロハは褒めてくれた。
「ありがとう。この日のために買った服なの。気に入ってもらえたなら、良かったわ」
そう言って礼を述べると、
「へぇ〜、そうなんだ。あ、そうそう！行きたいところない？」
少し顔を赤くして、ワタシに質問した。
「ワタシは特にないわ」
そう答えると、
「そっか。じゃあ〜、キンメダイ美術館に行こっか！」
と言って、ワタシの手を引いていく。
駅に行き、切符を買って、電車を待つ。
途中、速い電車が通過する。
何故だろう。
こう速い電車が走る時、ワタシはそこに突っ込んで行きたくなる。
もちろん、そんなことしないけど。
これって、ワタシの心が死にたがってるってことなのかな？
でも、死ぬ勇気はないのに。
あったとしても、自ら死を選ぶなんてことはしない。
今は選ぶ必要もない。
ワタシを思ってくれる人がいるから。
「電車来たよ〜」
アロハはそう言うと、ワタシの手を引いて電車に乗る。
「あそこ席空いてるから、座りなよ！」
指を指して教えてくれたけど、
「いえ、ワタシはいいわ。アロハが座って」
とアロハに譲る。
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チョコミントアイス好き - もう占いツクール見てなかったらすみません。 (8月3日 7時) (
レス) id: 8e86fe11f1 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミントアイス好き - 最強戦士の旅行４を見たいのですがRESUTEさんのパスワードが分かりません。どうすればいいですか？ (8月1日 7時) (レス) id: 8e86fe11f1 (このIDを非表示/違反報告)
RESUTE(プロフ) - (´・ω・`)さん» コメントありがとうございます。次回作は明日の10時ごろ出します。それまで、もうしばらくお待ち下さい。楽しみにしていただけてとても嬉しく思います。 (2019年10月12日 8時) (レス) id: b5be29a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - 次回作だー！ﾔｯﾎｰｲ (2019年10月12日 0時) (レス) id: de5abaaceb (このIDを非表示/違反報告)
RESUTE(プロフ) - 夢桜さん» アーミー 「このようなこと、我輩のマニュアルに載っていなかったからな。よし、メモしておこう！貴様もメモしておくのだ！・・・(何をメモするのだ？)」せっかくなので、アーミー に回答していただきました。 (2019年10月1日 18時) (レス) id: b5be29a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RESUTE | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/f8abbae6051/
作成日時：2019年9月23日 18時
