40話 ページ41
ライダーにそう言われた隊長はさらに頬を赤くしてそう怒りながら質問している。
「オマエと一緒にすんな！オレは、別に、コイツと、ね、寝てなんか・・・」
ライダーも怒鳴ったけれど、途中から写ったのように頬を赤くしてどもりながら言う。
「その反応では一緒に寝たと言っているようなものだぞ、ライダー！という訳で、キサマにとやかく言われる覚えはない！」
隊長は声をさらに上げて怒鳴る。
「だとしても、オレはコイツと寝ていいなんて一言も言ってねぇ！」
さらに声を上げてライダーが言う。
「Aはワガハイの隊員なんだ！キサマの許可など必要ない！」
隊長がそう言った後も、ギャーギャーと言い合っている。
見ていて面白い。
憧れていた光景をこんな間近で見られるようになるなんて、思わなかった。
でも、今はワタシもこの中の1人になれる。
「騒いでいては他の方に迷惑ですよ？」
ワタシは二人に注意した。
「黙れ！だいたいキサマは男と一緒に寝ようとするな！」
「うるせー！だいたいテメェは男と一緒に寝ようとするな！」
アーミーとライダーの迫力に驚く。
「何故ダメなの、ですか？」
恐る恐る、二人に聞いてみる。
「何でもだ！」
と二人一緒に言った。
「わ、分かりました」
そう答えたものの、やはり腑に落ちない。
兄妹で寝ることだってあるじゃないか。
それとこれとは違うのだろうか？
その後、ワタシとライダーは病院から出る。
「で、お前はどうすんだ？」
ライダーはワタシに訊いた。
「ワタシは忘れ物をしたから、それを取りに行くわ」
そう答えると、
「そうか、気を付けろよ。じゃあな」
と言って、手をひらひらさせてライダーは別方向に向かった。
ワタシは男たちを倒したあの場所に戻ってくる。
盗まれたデータがあればいいのだが。
隠しもせず、堂々と古びた机の上に置いてあった。
ワタシは最初、このデータが目当てだと思っていたが、もしかしたら違うかも。
データ目当てなら、こんなところにデータを置いていかないだろう。
コピーしたから、要らなくなったのか？
データが目当てじゃなければ、一体何を目的に？
隊長目的だったのだろうか？
データを手にした時、パシャリと効果音がなる。
考え事をしていたせいで、机の上にある小型カメラに気付かなかった。
また良からぬことに巻き込まれそうだ。
でも、ワタシがターゲットとなった方がこちらとしては都合が良い。
今回のように守りきれなかったってことを回避できるから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チョコミントアイス好き - もう占いツクール見てなかったらすみません。 (8月3日 7時) (
レス) id: 8e86fe11f1 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミントアイス好き - 最強戦士の旅行４を見たいのですがRESUTEさんのパスワードが分かりません。どうすればいいですか？ (8月1日 7時) (レス) id: 8e86fe11f1 (このIDを非表示/違反報告)
RESUTE(プロフ) - (´・ω・`)さん» コメントありがとうございます。次回作は明日の10時ごろ出します。それまで、もうしばらくお待ち下さい。楽しみにしていただけてとても嬉しく思います。 (2019年10月12日 8時) (レス) id: b5be29a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - 次回作だー！ﾔｯﾎｰｲ (2019年10月12日 0時) (レス) id: de5abaaceb (このIDを非表示/違反報告)
RESUTE(プロフ) - 夢桜さん» アーミー 「このようなこと、我輩のマニュアルに載っていなかったからな。よし、メモしておこう！貴様もメモしておくのだ！・・・(何をメモするのだ？)」せっかくなので、アーミー に回答していただきました。 (2019年10月1日 18時) (レス) id: b5be29a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RESUTE | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/f8abbae6051/
作成日時：2019年9月23日 18時
