あさひなぐ ―夜明けの後― (ページ4)

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3本目『部活動紹介』ページ4

旭said

今日は朝からめんどくさいことがあったけど何とか学校にたどり着いた。

うちの学校は最近まで女子校だったこともあり女子が男子の5倍もいる。

そのため部活もサッカーや野球の代わりに女子校っぽい部活が盛ん。

ちなみに私は女子クラスにわけられました。

「ねぇ、旭ー！今日から部活見学らしいよ。」

「何部にするか決めた？」

旭「んー、何部かは決めてないけど中学では文化部だったから高校では運動部とかいいかなって思ってる。」

「へーっ。勇気あるぅ」

旭「そうかな？」

とりあえず私は何の部活があるか確認をした。

旭「バレー、バスケ、剣道。どれも難しそう

…何コレ？なきどう？？」

それから部活動紹介が始まり、柔道部、テニス部、バレー部と続いた。

「次は薙刀部です」

あっ、あれ薙刀って読むんだ

それに亜の女の人朝の…

えり「ねぇ真春、本当にコレで部員入るかな？」

真春「大丈夫。言ったでしょ？

私に考えがあるって。」

ん、この牧歌的な曲は…確か。

その瞬間流れる曲に合わせ薙刀部の人達が踊り始めた。

えり「えーと…私達なぎなっ、なぎならっ、なぎっ、なぎなた部は、」

めっちゃ噛む先輩を見て思わず笑ってしまう。

ダンっ！

その瞬間朝の綺麗な女の人が話し始める。

真春「全員目を瞑りなさい。」

ザワザワ…

真春「いいから早く！！」

私は怖くて慌てて目を瞑る。

真春「今笑った人は手を挙げなさい。

嘘をついてもダメよ、私がしっかり見てたし、
それに司会者の隣の部員も見てたから。

正直に手を挙げれば今なら許してあげる」

そんなぁ。私は泣きながら仕方なく手を挙げる。

真春「今手を挙げたものは全員放課後第二武道場へ来なさい。」

そして地獄の時間が終わった。

朔夜said

あーあ、派手にやっちゃって…

まぁ朝の子もいたしよしとするか。

えり「真春あれどういうことよ！」

文乃「そーだ、あれじゃ1年怯えてこないぞ？」

真春「リズム薙刀やっても誰も来ないって。」

えり「そーだけど」

真春「まぁ、これで扱いやすい1年3人手に入れたんだからさっ。」

朔夜「やれやれ」

そして俺たちは放課後彼女たちが来るのを待つことに。