KOOL (ページ24)

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罪悪感ページ24

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｢け、いたい…鳴ってるから、｣

私の腰をグッと持つ二宮くんの右手を

離そうとするんだけど

｢無視して｣

一向に話してくれる気配はなくて

｢櫻井…かも、｣

｢だから無視してっつってんの｣

ねぇ

私

三角関係なんて

面倒で絶対に嫌

｢…帰って｣

あと数センチで触れてしまう二宮くんの唇

揺らがない為に

二宮くんの鷹色の瞳を睨む

｢…おやすみ｣

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二宮くんが帰ってから、

部屋に入ってソファに転んだ時

テーブルの上に置いたスマホが着信を知らせた

｢はい｣

『もしもし、俺』

｢うん、お開きした？｣

『今から行く』

｢…分かった｣

着信は櫻井からで

あんな事があった直後なのに

平然を装える自分が少し怖くなった

とりあえず、櫻井が来るまでに

お風呂を済ませて

あとは寝るだけにしておこう

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お風呂を出た時、丁度

インターホンが鳴って、モニターを見れば

そこには櫻井が居て

顔を見ると罪悪感に押しつぶされそうになった

｢どうぞ｣

鍵を開けて櫻井を招き入れる。

｢おじゃましまーす｣

Aの家初めてって少し嬉しそうな櫻井と

ソファに隣同士で座る

｢何か飲む？ビールならあるけど｣

｢あー、貰う。その前に風呂借りたい｣

｢いいよ、そこ出て手前がお風呂場だから｣

｢サンキュ｣

じっ、と私を見つめる櫻井の瞳は

まあるくて、くっきり二重が羨ましいなんて

そんなこと思ってる私を櫻井が抱き締めた。

その腕に触れて、改めて思うのは

櫻井は案外筋肉質で、そこも好きだということ。

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