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「よっ」

「…テヒョナ」

「隣いい?」

「別にいいけど」






どかっと座るテヒョナにうるさいなぁと思いつつ机のスペースをつくる








「なぁ、その絆創膏どうしたの?」

「えっ?」

「首元についてるやつ」







じっと私の首元を見つめると首を傾げた



…やっぱり、変だよね






「…あっアイロンで火傷しちゃった」






咄嗟に手で首元を隠しながら笑うとするっと手が伸びてきた





「…テヒョナ?」

「…火傷…ね…」






そう呟くテヒョナは髪を耳にかけるかと思うとそっと自分の手を取った






「なぁA」

「…何」

「…」

「テヒョナ…?」

「…なんかムカつくんだけど」






ムッとする表情になったかと思うとため息をついてそのまま私から離れた






「…ムカつくって」

「Aはいいよなぁー彼氏と上手くいってて」

「なんで、そんなにイラついてるのよ」

「…知んない」

「何それ」






ノートやら筆箱やらを取り出すテヒョナを頰をついて見つめた





あっライオン





筆箱に付いているキーホルダーを見て頬が緩む




確か…去年の誕生日にあげたやつだよね

つけてくれてるんだ




ふふっと笑ってキーホルダーをもつ




「…なんだよ」

「ん?可愛いなぁーって」

「は?」

「ライオンが」




ニヤッと笑うと何故だかそっぽを向くテヒョナ





…去年の誕生日


ジョングクに何あげたっけなー


確か…







あれ、何あげたっけ









「ねぇ…テヒョナ」

「何?」

「私、ジョングクの誕生日に何あげたか覚えてる?」

「…は?」





何言ってんだと眉間にしわを寄せるテヒョナから視線を少しだけ外す




言ってから後悔した




彼氏の誕生日に何あげたか覚えてないのってダメじゃん

というか、テヒョナが知ってるわけないじゃない






「ごめん、忘れて」

「…おう」





少しばかり不満そうな声に困ったように笑って前を向いた





丁度教授が来たようだ








…なんで



覚えてないんだろう








首元が少しだけピリっとした







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テテLOVE - おーーーー最高ですー!!!! テヒョナは、主のことが好きなのかな?? 続きがちょーきになる! (2019年12月8日 20時) (レス) id: 817c01a749 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん()(プロフ) - 超絶待ってました。嬉しすぎます!!これからも更新頑張って下さい! (2019年12月1日 21時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん()(プロフ) - 続き書かないんですか?気になります。 (2019年11月20日 22時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
PINO - サイコパス気味なジョングクたまらない笑 (2019年10月3日 7時) (レス) id: 1b3d3b4ee8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゅん(プロフ) - Pちゃん()さん» ありがとうございます!はい! (2019年9月22日 20時) (レス) id: 9ab2f04502 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゅんちゅん | 作成日時:2019年8月4日 21時

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