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「次の先生の指示の後…君のタイミングで撃ちなさい」




「速水さんは状況に合わせて彼をフォロー 敵の行動を封じることが目標です」




2人の心臓の音が聞こえるような気がした
きっとこの中で1番緊張してるのはその2人だ






「…その前に表情を表に出すことの少ない仕事人二人にアドバイスです」



殺せんせーはこの緊張の中話を続ける




「君たちは今ひどく緊張していますね 先生への狙撃を外したことで自分達の腕に迷いを生じている」





「言い訳や弱音を吐かない君たちは…勝手な信頼を押し付けられることもあったでしょう 苦悩していても誰にも気づいて貰えないこともあったでしょう」




先生は2人のことを見抜いてちゃんと向き合って言葉を繋げている
2人の苦しみをわかった上で最後の狙撃を任せている


だからこそ…





「でも大丈夫、君たち2人が外した時は人も銃もシャッフルしてクラス全員誰が撃つかもわからない戦術に切り替えます だからプレッシャーを抱える必要は無い」





「君たちの横には同じ経験を持つ仲間がいる 安心して引き金を引きなさい」




2人だけに頼らない
みんなで突破する




「12番立って狙撃!!!」




先生が大きな声で指示を出したと同時に




「貰ったァァァ!!!!」



敵は確実に額を撃ち抜く





しかしそれは菅谷くんが急いで作った人形だった





そして次の瞬間






千葉くんは敵の後ろの機材に向けて発泡した




数秒後…それをきっかけに一気に崩れ落ちる機材たち





「く…そが…」





ヒットしたはずなのにまだ敵はこちらへ銃を向ける



それを狙い速水さんが敵の手元に銃弾を撃ち込んだ





「やっと当たった…」

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作者名:みづき | 作成日時:2020年3月16日 15時

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