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「烏間さん!!」



防衛省の方がこちらに焦った様子で走ってくる



「…案の定ダメです 政府としてあのホテルに宿泊者を問い合わせてもプライバシーを繰り返すばかりで…」




その言葉に烏間先生は曇らせ、やはりか…と呟く





「やはり…?」





「警視庁の知人から聞いた話だがこの小さなリゾート島 普久間島は伏魔島と言われマークされている」





「ほとんどのホテルは真っ当だが、あの離れた山頂のホテルだけは違う」





烏間先生の顔色が変わる
それに合わせ私も緊張が走った





「国内外のマフィアやそれらと繋がる財界人らが出入りしていると聞く 厳重な警備の元…違法な商談やドラッグパーティーを連夜開いているらしい」




だから政府も警察もうかつに手を出せんと烏間先生は言った





「ふーん…そんなホテルがこっちに味方するわけないね」






「それより…どうするんですか!?このままじゃみんな…!!」





今まで以上に焦り私は声を荒らげてしまう
するとカルマが





「落ち着いて、A 今は冷静に行動しないと無駄足になる 」





と言った
その冷静な目は私より数倍大人に見えた
私は一旦冷静になろうと息を吐く





「言うこと聞くのも危険すぎだぜ?渚と茅野を連れてこいだァ? このちんちくりんふたりだぞ??」





寺坂くんはそう言うとカエデと渚くんの頭をぼかすか叩いた
2人は痛そうな、そしてちんちくりんと言われて複雑そうな顔をしてる




寺坂くんは都内の病院へ連れていこうと言い出したが竹林くんによって否定された





「もし本当に未知のウイルスを作ったなら対応出来る薬はどんな大病院にも置いていない いざ運んで無駄足になれば患者のリスクを増やすだけだ」





そう冷静に言い放つとガタンと氷水の入ったバケツを置いた



「だから今は対症療法で応急処置しとくから急いで取引に行った方がいい」





私たちはその言葉に頷き、看病を頼んだ




あの脅迫電話から数分たった
でもこの状況打開策は見つからない
殺せんせーは私たちの暗殺が下手に上手くいったせいで24時間動けない完全防御形態になっている



烏間先生も頭を悩ませていると



「いい方法がありますよ」



と答えた

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作者名:みづき | 作成日時:2020年3月16日 15時

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