君の背中【赤羽業】3 (ページ5)

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策謀の時間ページ5

夏休みが始まっても私たちは学校に行きいつもの様に体操服に着替え訓練をする

今日はプロの暗殺者でありビッチ先生の師匠だというロヴロさんに来てもらい直々に授業をしてもらうことになっている

しかしターゲットである殺せんせーはいない
なぜなら今から私たちは沖縄旅行での暗殺の作戦の話をするからだ

｢ロヴロさんって殺し屋の斡旋業者なんですよね今回の暗殺にも誰かを…？｣

私は他の殺し屋がいるのか気になり聞いた

｢いいや、今回はプロは送らん …というより送れんのだ｣

と渋い声で答えてくれた
送れない…どういうことだろう

｢どうしてですか…？｣

｢殺せんせーは匂いに敏感で特に君たち以外の部外者の匂いを嗅ぎ分けるからだ｣

なるほど
それでプロ特有のオーラとか匂いを覚えられて2回目からは教室にすら入れなくなっちゃうのか

｢そのため1度使った殺し屋は2度使うの難しい上…困ったことも重なってな｣

ロヴロさんの顔が曇る

｢困ったこと…ですか？｣

｢残りの手持ちで有望だった殺し屋数名が…何故か連絡がつかなくなった｣

突然連絡がつかなくなる…
そんなことあるだろうか
賞金100億の首が貰えるかもしれないって言うのに

そんなことを考えているとロヴロさんは私たちの考えた作戦が書いてある紙を読み取り始めた

｢先に約束の7本の触手を破壊し、間髪入れずクラス全員で攻撃しやつを仕留めるそれは分かるが精神攻撃…とはなんだ？｣

そう言いながら作戦を書いた紙の1番上を指す
すると隣いた渚くんが

｢まず動揺させて動きを落とすんです殺気を伴わない攻撃には…殺せんせーもろいところあるから｣

よく殺せんせーを観察している渚くんが説明する
先生の油断を削ぐネタはいっぱい持ってるらしい

ロヴロさんはその精神攻撃に対し少し呆れたような顔をすると元の暗殺者の顔に戻った