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カルマは一気に持っていた植木鉢を振り上げる
…が敵はその木ごと握りつぶしてしまった







「柔い もっといい武器を探すべきぬ」





「必要ないね」





緊迫する空気の中
私は自分の手を握りしめカルマをみていた





すると男の攻撃が始まる
頭蓋骨を割るほどの握力は確かで1発捕まるとゲームオーバー
カルマはそれを理解した上で攻撃を受けながす体制をとった





私はその素早い戦いに目が釘付けになる







「これは…烏間先生の防御テクニックですね」







殺せんせーはそうカルマの動きを分析した
だからか…不良狩りをしていた時の基礎と烏間先生の防御テクを見て盗む
カルマだからこそできる技だ






ほんと彼は…私の想像をはるかに超えていく




しかしカルマの足がピタリととまる






「…どうした?攻撃しなくては永久にここを抜けられぬぞ」





男もそんなカルマを怪訝に思い問い詰める






「どうかな〜?あんたを引きつけるだけ引き付けといてその隙にみんながちょっとずつ抜けるのもアリかと思って」






その言葉に男は鋭い視線を送る





「…安心しなよ そんなコスいことは無しだ 今度は俺から行くからさ」




ボキボキと手を鳴らす
その姿勢は、あの時私を助けてくれたカルマの後ろ姿と酷似していた






「あんたに合わせて正々堂々素手のタイマンで決着つけるよ」



カルマはスっと戦闘態勢に入った
カルマが正々堂々と勝負…
私はそこに引っかかってしまうが気にしないことにした

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作者名:みづき | 作成日時:2020年3月16日 15時

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