検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:135,392 hit

21 ページ21

「…ダメだ 普通に歩くふりをして精一杯だ」



烏間先生の弱々しい声が聞こえる
烏間先生は幸い意識は失っておらず、力が入らなくて倒れたみたいだ




冷静に考えて象をも気絶するガスを浴びて歩ける人間の方がおかしい
失礼だけど、烏間先生も化け物みたいだ…









ここはまだ3階
標的のいる10階まで長い道のりだ
…なのに烏間先生やビッチ先生、そして殺せんせーにも頼る言葉できない








短い間に沢山見てきた
経験と知識を重ねた大人は本当に凄い
そんな人達がまだこの先にも待ち構えていると考えると…
一気に自信が無くなっていった







「いやぁいよいよ夏休みって感じですね」








能天気に殺せんせーは私たちへ言った





それにみんなブチ切れて





「「何をお気楽な! 1人だけ絶対安全な形態のくせに!!」」





とブーブー言っていた
するとカルマもそれに乗っかり先生を寺坂くんにねじ込むとキラキラした顔で言った


相変わらずだなぁ…笑








「でも殺せんせー なんでこれが夏休み?」






「先生と生徒は馴れ合いではありません そして夏休みとは先生の保護が及ばないところで自立性を養う場でもあります」






夏休みにそんな意味があったのか
殺せんせーはいつも私たちを驚かせる






「大丈夫 普段の体育で学んだことをやればそうそう恐れる敵はいない 」







先生は真っ直ぐな視線で私たち一人一人を見回す







「君たちならクリア出来ます この暗殺夏休みを」

カルマの時間 2時間目→←20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みづき | 作成日時:2020年3月16日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。