TOPPO ページ6
JA「お前は昔っからなぁ〜悪いヤツやないのに、話そうとせんから！」
T「別に話さなくてもやっていけるし...それに、みんなとはちゃんと話せるし」
JA「ちゃうちゃう！そういうんじゃなくてなぁ、自分のここ、ここや」
そう言って、ジャッキーは僕の胸のあたりを叩いた
JA「お前の本当の気持ち！本心ってやつや！」
T「本心...」
JA「いっつもお前は1人で抱え込むやろ？」
T「そう、かな」
JA「せや！なんかあっても全部自分で消化しようとするやろ？」
T「うーん...」
悩み、って誰かに話すものなのかなぁ
僕は1人で考えて自分で自分の気持ちにケリつける人やから、あんまり人に悩みを話す、という感覚が分からへん
T「別に話すようなことちゃうやろ」
JA「そういうのがあかんねん！溜め込むと身体にも良くないしなぁ」
T「でも本当に、話すようなこと...あらへん」
ちょっと胸のあたりがチクッとして
ジャッキーの目が見れずに思わずそらした
自分でも分かってる
ジャッキーを見る度に、モヤモヤして、頭の中がぐちゃぐちゃになるってこと
JA「そうは見えへんけどなぁ...少なくとも、俺はお前に話さなあかんこと、ある、お前にちゃんと、言わなあかんこと」
今までの酔っ払ってるジャッキーの声色とは違う、真面目で真剣なジャッキーの声がして
僕はジャッキーを見た
ジャッキーも僕をしっかりと正面から見てくれた
あの時とは、違う
先生に僕のことを殺せと、言った、あの時とは
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 51人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめ
| 作成日時：2017年4月14日 1時
