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「お酒」



横山さんは、細くて長い指を、私の空のコップに向けた。



「...あ...」


「もう一杯...いります?」


「是非...!」





と返事をしたのはいいものの...



.....さっき横山さんあんなに話してくれたのに何一つ頭に残ってない!!



なんだっけ...?ブルーマウンテン?それコーヒーじゃなかったっけ??



と、一人あたふたしていると







「...ふふっ。よろしければ、こちらでお作りしますよ?」


「あ、はい、あの...お願いします...」


「かしゅこ.....かしこまりました」







さっきまであたふたしてた私を笑っていたのに、自分が噛んだら急に顔真っ赤にしてる。




とっつきにくそうな人かと思ってたけど、案外良さげな感じ...?



と思っていたら






「ヨコ!マルがベーコンない言うて叫んでる!」




と、聞き慣れた声が...



奥から現れた姿を見ると





「うおっ!?なんやお前!またおるんか!」


「この店は初めてなんですけど...」


「すばる、一応お客様やから挨拶せえよ」


「いらんやろ別に。もう三回目やで?」





またもや渋谷さんがお運びやってて、愛想ないバッキバキの目で睨んでくる。



...何でかな、一番会いたくない人との遭遇率が一番高いんだけど.....






「...せやなぁ。まぁ、そろそろお客様じゃなくなるかもしれんしな?」


「はぁ?」


「社員として入ってもらうかもしれんねん」


「こいつが!?」




横山さんからそう言われて、てっきり渋谷さんに嫌味の1つや2つ、言われるのかと思いきや





「文句あるんか?」


「いや、文句ーはないよ?別に?他の奴らがええならええんちゃう」


「まぁそのへんはまた相談してみて、やけど...っと、お待たせ致しました。チャイナブルーでございます」






横山さんが作ってくれたのは、さっき聞いて気になってたカクテル。



水色に光り輝くカクテルはまさに「海」ってかんじで素敵!





「すごい...飲みたかったやつだ...」


「それはよかった。どうぞごゆっくり.....で?ベーコンがなんやて?」






横山さんは、フッと少し頬を緩めると、渋谷さんと共に颯爽と奥へ入っていった。



カクテルを写真におさめて、1口飲むと、色のイメージ通り爽やかな味が口の中に広がってとっても美味しい。






「はぁー...こんな幸せでいいのかなー」




なんて、思わず呟いてしまった。

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設定タグ:関ジャ二∞ , 渋谷すばる , エイト   
作品ジャンル:タレント
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倉安LOVE - これからのすばるくんと主人公ちゃんのやりとりに注目していきたいね。 (2018年11月3日 0時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 倉安LOVEさん» 嫌いなのか……好きなのか……笑 (2018年11月2日 21時) (レス) id: ee8561c84e (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - すばるくんは未だに主人公ちゃんのことを嫌っているのかなぁ?これからどうなっていくんだろう? (2018年11月2日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - はい、楽しみに待っています。 (2018年10月30日 10時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 倉安LOVEさん» ありがとうございます!!!いやー主人公ちゃんどうするんでしょうね...笑 楽しみにしていてください! (2018年10月29日 19時) (レス) id: ee8561c84e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめ | 作成日時:2018年10月14日 8時

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