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一応、村上さんのオススメを伺ったんだけど、普段から本を読まない私にしたら、字を追うことが難しくて億劫...
1ページ10文字くらいとかにしてくれない？細すぎて全然内容入ってこないんだけど。
「なんやーあんさん暇人のくせに本も読まれへんのかい！暇人になってやることと言ったらまず読書やろー！」
「いやぁ...私、趣味とかなくて、ほんと」
「休みの日とか何してるん？」
「あー...寝てますね...あとスマホいじって...」
「なんやその人生の無駄遣いは！あかんあかん！仕事は？」
「え？」
「仕事！何してるん？」
「...あー...」
仕事何してるの、って聞かれるのが今は一番しんどい。
「無職です」って答える虚しさって結構ずっしりくるから。
「あー、暇人言うとったな。もしかしてニートか？」
「...みたいなもんです。仕事探し中で」
「なんやー！ならうちこぉへん？」
「...へ...は！？」
急に村上さんに言われてびっくりして変な声出た。
え、い、今なんて...？
「やから、うちの店こぉへん？って」
「は...はぁ...？」
「ほらー俺らんとこ、1週間周期でやっとるし、毎日毎日片付けやセッティングやらで結構バタバタやねん。そろそろバイト募集するかーみたいな話もしてたんやけど。ちょうどええやん。あんた来たら？」
「来たら？ってそんな軽いノリで...」
「仕事なんて金稼ぐのが目的やし、ノリやんなもん。仕事ごときで一々重く考えとったら人生楽しまれへんで！」
そう言って、村上さんはガバガバ笑った。
その豪快な村上さんの笑顔が、なんだか少しだけ羨ましく見えた。
今まで仕事をそんな軽く考えたこと、なかったから。
ノリで決めたらいい、なんて...仕事って人生の中で1、2を争うくらいの重い決断だと思っていたから。
「来たら？言うたけどな、一応責任者は横山っちゅー人間やねん。俺に決定権はないからな。明日、あいつ店やっとるし、俺が話しとくからやなぁ、まぁもし仕事なくて困っとるんなら来たらええんちゃう？金はまぁそこそこフツーに生活できるくらいは稼げるやろし、毎日やるなら。俺らかて人手は欲しいし、女やから何かと顔になるしなーええやん華あって、なぁ？」
「...なぁ、って...」
まさか、こんなところで...
今まで苦労してたのが嘘のようなお誘いに正直心が持っていかれそうになった。
考えてみます、と言って、その日は本屋を後にした。
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倉安LOVE - これからのすばるくんと主人公ちゃんのやりとりに注目していきたいね。 (2018年11月3日 0時) (
レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 倉安LOVEさん» 嫌いなのか……好きなのか……笑 (2018年11月2日 21時) (レス) id: ee8561c84e (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - すばるくんは未だに主人公ちゃんのことを嫌っているのかなぁ？これからどうなっていくんだろう？ (2018年11月2日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - はい、楽しみに待っています。 (2018年10月30日 10時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 倉安LOVEさん» ありがとうございます！！！いやー主人公ちゃんどうするんでしょうね...笑 楽しみにしていてください！ (2018年10月29日 19時) (レス) id: ee8561c84e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめ
| 作成日時：2018年10月14日 8時
