∞UPPERS～願い～ No.2 (ページ8)

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JACKEY ページ8

AC「え？」
JO「情報が多すぎる」
AC「ええやんか！少ないより多い方が」
JO「せや、多いほうがええ、でも、不自然やと思う」

ジョニーの目つきが鋭い

JA「何の依頼もない、さらってから連絡も来ない、でもこんなあからさまな情報ばっか置いていく」
AR「ジャッキー、くどくど言っとらんで、用件を端的に言え」

アーセナルが俺を見据えて言った
言いたいことは分かってるんやで、とでも言わんばかりに
俺はチラッとジョニーを見やる
コクリと小さく頷くジョニー

JA「これは、罠や」

いろいろ調べた
マックが狙われた理由も、子どもの家に何があるのかも、あの女の素性も
いつもなら、調べたことを報告して、誰を行かせるか決めて、依頼をこなす
でもこれは、この件に関しては、俺は調べたことを誰にも言うつもりはなかった

AR「で？」
JA「ん？」
AR「どうするんや、ジャッキー」

誰も何も喋らない沈黙を破り、アーセナルが俺に聞いてきた

JA「それを、お前らに聞こ...」
AR「お前が出さな、俺らは動けへんで」
AC「はよ、指示くれや」

アーセナルとエースはやる気満々

G「せやで～作戦どうするんや」
JO「はよ行ったらんと、腹減って死んでまうで、マック」
T「いつまで待たせんねん！ってなぁ」

ジョニーとトッポが冗談交じりで言った
何の迷いもない目
やるべきことは一つやろ
罠がどうとか、そんなんどーでもええやん
なんて、声が聞こえてきそうな、そんな雰囲気
...本当に...ええんやろか

話そうか
真実を

全部話して、ぶちまけて、楽になって
それでみんなで、どうするか決めて
したら、ええやん
その方が絶対ええ
俺だけの問題やない、これは
俺らの問題や、俺らの...過去や

...いや、やめとこ
言ったところで結果は変わらへんやろ
こいつらはそれでも、はよ指示出さんかい、って言うんやろな
結果が変わらないんやったら、何も知らん方がええ

JA「...ええんやな？」

俺のその言葉に、みんなが何を汲み取ったかは分からへん
でも、各々の表情が引き締まったのは見てわかった
これは依頼ちゃう
俺たちの戦いや
俺は決意を固めた

JA「よし...」

その先に何があるかなんて関係あらへん
今やるべき事は一つ
お前は何も考えてへんなぁ、と苦笑するあいつが目に浮かぶけど
そんなん知らんわ
任せたお前が悪いんやろ
俺のやり方でやらせてもらうわ

JA「行こか...」