∞UPPERS～願い～ No.2 (ページ26)

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GUM ページ26

JO「ガム、そろそろやばいで」

気絶したエースを草原に横たえると、ジョニーから声をかけられた
見ると家は、半分崩れかかっている

JO「どうする、ガム」
G「何が」
JO「行くか？」
G「エースのこと、頼んだで」
JO「1人で、行くんか...？あかんて、こんな...」
G「帰ってこんかったら...頼んだで、ジョニー」
JO「そんな...ガムっ！待てや！！」
G「...」
JO「あかん、行くな」

ジョニーが泣きそうな顔で俺を見つめた

JO「行かんでくれ...」
G「ジャッキー、中におるんやろ」
JO「...でも」
G「俺が行かな、ジャッキー死ぬで」
JO「お前も死ぬで！！」
G「分からんやん、行ってみな」
JO「もう半分崩れとるやん！！！」
G「ジョニー」

俺はゆっくり、ジョニーを見つめる
せっかくの男前が涙と鼻水で台無しや、ジョニー

G「大丈夫、や」
JO「大丈夫やあらへん！」
G「大丈夫」
JO「...ガム」
G「マックが言うとった、ジャッキーも。大丈夫や、って」
JO「...」
G「頼んだで」

そう言って、俺は燃えている家に飛び込んだ