∞UPPERS～願い～ No.2 (ページ25)

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ACE ページ25

JO「エース...トッポ、アーセナル！！」

近づいてくるのはガムとジョニー

AC「お、まえらっ...ゲホッ」
G「なんも喋るな、歩けるか？車まで」
AC「こいつらっ...アーセナルとトッポ、早く運んだって...！」
G「おっけ、ジョニー行けるか」
JO「おう」

ガムとジョニーが2人を車まで運ぶ

G「エース、ジャッキーは」
AC「...あかん」
G「え？」
AC「みんな...みんな、変や！おかしくなった！！」
G「...エース、落ち着き？」
AC「ジャッキーも、トッポも、アーセナルも...あの女も、みんな...」
G「エース、大丈夫やで」
AC「怖い...怖いっ、怖い！！！ああああああっ！」

ガムとジョニーを見た途端、急に糸が切れたように震えだした身体
ようわからんものが、自分を包み込んで離してくれない
飲み込まれて、シマイソウデ
からだが...カラダ、ガ...

G「...っ」

その時、不意に温かくなった身体
それは決して、恐怖とか恐れとか、そういうものではなくて

AC「あ...あ...がむ...っ...」
G「うん、ガムやで」
AC「こわく...ないっ？おかしく、なっとらん...？」
G「僕のこと、怖いって思う？」
AC「...ううん」
G「ジョニーもおるで？なぁ？」

ジョニーを見上げると、いつものように微笑んで、頭を撫でてくれた

G「ほら、おかしくなんか、なっとらんよ？」

ガムを見る
優しい瞳で、見つめてくれるガム

G「ジャッキー、助けな、な」
AC「でも、ジャッキー...」
G「ん？」
AC「殺せ、言った、トッポのこと殺せ、って...」

思い出すとまた、震えが...止まらない
あの時のジャッキーの瞳、表情、声色...全てが怖い
怖い、怖い、怖い

G「エース」

震える手をガムの温かい手が包み込む

G「大丈夫や、トッポはエースが助けてくれたんやろ？」
AC「でも...」
G「誰も手出せへんように、見張っとくからなぁ」
AC「ジャッキー...」
G「ジャッキーも大丈夫、僕が絶対助けたる...な？だから安心し？」

ガムが俺をギュッと抱きしめて、背中をポンポンと叩いた
その温もりに、急に安心して、俺は意識を手放した