∞UPPERS～願い～ No.2 (ページ15)

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JACKEY ページ15

T「ガムとジョニーがついてきとらん！」

トッポの叫びは聞こえてはいたが
それに答える余裕なんかなかった

JA「うああああ！！！」
T「ジャッキー！」
JA「くっ...そ...おらああ！！！」

ナイフを振り回す
効率よく、とか、スマートに、とか、そんなん考えてられんくて
とにかく、倒して倒して...
でもまた湧いてくる敵

JA「くっ...」

傷は増える一方
あまりにも、数が違いすぎる
話に...ならん
油断してたところに、蹴りを入れられ、倒れ込む

JA「ぐ、はっ...」

あかん...殺らな...っ
そう思っても身体が全然動かない
脇腹を強く踏みつけられる

JA「っぐ...！や、めっ...」
AC「おらあ！！」

エースが後ろから敵の頭に飛び蹴りを食らわす
俺を踏みつけていた奴は一撃で倒れた

JA「...すまん、エース」
AC「はよいこや」

痛む身体を引きずりながら、何とか敵を倒していく
ガムとジョニーのことも気になったが、とにかく今は先を急ぐしかない
階段を駆け上がった先の部屋へ、勢いよく飛び込む
ドアを開けると、そこにいたのは

A「...先日は楽しい時間をありがとうございました」
JA「...お前...」

この強い香水の香り
何となく...嗅覚が覚えている

JA「...やっぱりお前やったんやな」

顔も姿も名前も、記憶には残っていなかった
でも、ガムの話と俺が調べた資料の情報から浮かび上がった女

「...工藤A」