∞UPPERS～願い～ No.2 (ページ11)

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GUM ページ11

JA「さ、ここで降りよか」

ジャッキーの声に、車内に緊張が走る
ジョニーが車を止め、みんなが降りる
俺も、マスクを持って車を降り、周りを見回した
懐かしいような、思い出したくないような
そんな場所

JA「どうなってるかわからへんで、気をつけぇ...」

ﾊﾟｱﾝｯ

ジャッキーが言い終える前に、俺の横を何かが通り過ぎた
振り向くと、後ろに3人組の男が

JO「はっ...！？」
T「なんや...！？」
JA「アーセナル！！」

3発の銃声と共に聞こえたジャッキーの叫び声
振り返ると、無言で銃を構えるアーセナルの姿
男たちがゆっくりと、スローモーションのように倒れていく

AC「...嘘やろ」

後ろからも前からも、敵に囲まれた
人数は...ざっと10人

AR「...頭おかしいんとちゃうか」
JA「...言うてる場合か、行くで」

アーセナルと、ジャッキーが正反対の方向へ駆け出す
それを合図に、戦闘開始
俺も、ジャッキーについて、敵をなぎ倒す

「うおおおおおお！！！」
「はっ！せいやっ！！」

突きや蹴りを繰り出しながら考える
...このまんまやと、家にたどり着く前に力尽きてまう
その間にも、敵は増え続け、収拾がつかない
俺らが通った後に、人の道ができるほどの人数
なんやねん！こいつら...！どっから湧いてくるんや...！？

JA「トッポぉぉ！！！」

ジャッキーがトッポの名を呼ぶ
次々と繰り出される相手からの攻撃を避けつつ、敵の群れを突っ切る

T「行くでぇ！！！！」

トッポが、爆竹のようなものをばらまく

ﾎﾞｳﾝｯ

中のものが破裂して、薬剤が飛び散る