1. ページ2
阿笠博士の庭に少年探偵団と何故か呼ばれた新草Aは、ドローンを飛ばしていた。
歩美「すごーい!」
元太「あっという間に飛んでったぜ!」
興奮する2人の横で、光彦は双眼鏡を目に当てた
光彦「随分高く飛ぶんですね〜」
元太「あっ!俺にも見せろよ!!」
歩美「あたしにも〜!」
光彦の元へ駆け出す元太と歩美のそばで、ドローンを操作する阿笠博士は得意げに笑っていた
博士「高度1万メートルを30分飛行できるんじゃぞ!」
と自慢しながら空高く飛ぶドローンを上下左右に動かす。
建物の窓に寄りかかっていたコナンは、呆れた様子で見ていた。
コナン(そりゃドローン世界記録だろうけどさ……)
コナン「にしても、そんな高度でどうやって操縦するんだ?」
『衛星の通信を使ってるらしいよ〜』
背後から声がしてコナンが振り返ると、リビングに居た新草Aと灰原哀がいつの間にか窓際に来ていた。
『だから離れていても操作できるらしいよ!ねっ?哀ちゃん!』
そう言って、Aは灰原の方を向いた
灰原「ええ…」
灰原が素っ気ない返事をした
コナン「ふーん」
3人の会話に気づいた阿笠博士が振り返った
博士「機体から送られてくる映像と緯度・経度のデータを頼りに飛ぶんじゃが、方向、速度、カメラの操作を3つ同時にせにゃならんので難しくてのぉ」
そう言いながら、コントローラの液晶モニターに映る風景とデータを見て、忙しく親指を動かす。
『博士、貸してみて?』
そう言ってAは博士からコントローラを奪って操縦し始めた。
コナンは、簡単に操縦するAを見て苦笑いをした。
コナン「でも、なんでこんなドローン作ったんだ?」
コナンが問いかけると博士は、男のロマンだと語った。
コナン(いろんな法律に触れそうな発明だな……)
コナンが心の中でつっこむとリビングのテレビからアナウンサーの声が聞こえてきた。
「さて、CMの後は開催迫る東京サミットの最新情報をお送りします」
コナンと灰原は室内に入り、リビングのソファに座ってテレビを見始めた
12人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まこまこ | 作成日時:2020年6月3日 22時