私立Ｊ学園＊Ｊ組 (ページ2)

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入学式ページ2

入学式

8:10 @Ｊ組

【出席番号順に席について待つように！】

黒板にデカデカと書かれた文字の下に貼られてる座席表のプリント。

佐「おっ！俺ら一番乗りじゃん！…なになに、出席番号順に座るよう、か。佐久間は…左から2列目の3番目だ！」

阿「“阿部”は大体一番目でしょ～？…ほらやっぱり～」

佐「まだ誰も来なさそうだし、阿部ちゃん俺の隣座りなよ！」

阿「そうだね、岩本さん？が来るまでここにいよーっと」

佐「いやー、でも美男美女揃いのＪ組っていっても他の人たちどんな感じなんだろうね？」

阿「辻並中からは俺と佐久間だけだからほとんど知らない人だもんね」

佐「仲良くなれるといいね」

佐久間と教室に入ってからかれこれ5分くらい。
部活は入る？とかクラス分けテスト何が出るかな？とか話してるうちにクラスにもちらほら人が入ってきた

？「あの、すいません、ここ俺の席だと思うんですけど…」

え、この人本当に新入生？同い年？って思うくらいゴツい見た目した人に声をかけられた

阿「あっ！岩本さんですか？すいません来るまで、と思ってお借りしてました。」

岩「はい。なんで俺の名前…」

阿「座席表みて確認しました。あっ席ありがとうございました」

岩「いえ、予鈴なるまで俺も友達んとこ行くんでよかったらそのまま座っててください」

？「照～？もう友達できたの？」

岩「いや、席貸してただけ。ふっかんとこ行くわ」

深「いやいやせっかくだし一緒に喋ろうよ！茅町中出身なの俺らしかいないし！俺深澤辰哉です、みんなからふっかって呼ばれてます、よろしく！こいつは岩本照！」

岩「岩本照です。呼び方は…なんか呼びやすい感じで読んでください」

阿「あ、俺は阿部亮平です、辻並中学出身です」

佐「はい！佐久間大介であります！よろしくピーマンであります！」

深「やば、なんかめっちゃハイテンション面白そうなんだけど！(笑)」

岩「二人とも辻並中学校なんだ？」

阿「そう、俺たちも同中からの進学者２人しかいないからよかったら仲良くしてください」

岩「もちろん。あと同い年なんだし敬語使うのやめよーぜ」

阿「あ、そうだね(笑)じゃあ照とふっか！よろしくね」

岩「おう、よろしく(笑)」

第一印象とは正反対の人懐っこい笑顔を見せてくれて差し出された手を握って握手を交わした

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