俺の心臓 (男主)

14話 ページ16

秋風「確か……ここら辺だったような〜」

鴉「ｸﾞｧｰｸﾞｧｰ!!!鬼だ!!!ｸﾞｧｰｸﾞｧｰ!!!」

秋風「いやはや御館様の周りはがら空きですな」

産屋敷「そうでもないよ」

不死川「秋風いい加減目を覚ませ!!!」

秋風「俺はもう目は覚めてます……鬼であるのが幸せなんです」

不死川「なぜだ！」

秋風「俺は……煉獄さんが好きだった……鬼であれば不安が無くなると思っていたが俺の心が忘れさせてくれなかった……」

不死川「想いを伝えればいいじゃないか？！」

秋風「伝えなくても……居なくなる身の俺には関係ない」

産屋敷「どういう事か教えてくれるかな？」

秋風「俺の心臓は鬼を人間に戻せる唯一の方法なんですだから兄はこの俺を探していたに違いない」

不死川「御館様どうしますか」

産屋敷「保護してあげたいが無惨に勝てるかは勝算が分からない……」

秋風「気にしないでくださいこれは皆さんに恩返しする為に出来た命ですから……」

不死川「秋風……」

秋風「師範……煉獄さんにこれ渡しといてください。」

綺麗なハンカチ

不死川「……」

秋風「意味は分かってそうですねでは御館様、師範さよなら」

不死川「おい！秋風!!!」

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