５１.夢 ページ6
嫌だ。
嫌だ、助けて。
そこは暗い部屋の中。
必死に手を伸ばしても助けなんて来なくて。それでもと、助けを求める。
『…な、んで』
これは、罰なのか。
私が幸せを手に入れてしまったから。
�爐匹Δ靴撞磴い討襪痢���
聞いたことのある懐かしい声。
その声に答えるように口を開くと、光に呑まれ……そこは家庭的な部屋の中だった。
先程の真っ暗な部屋とは違う。明るく、暖かい部屋。
�爐匹Δ靴董�貴方が泣くの？��
そして、また聞こえる声。
『わた、しは……』
�犹爐鵑任覆さ�方が何故泣くの？��
�犢�せを掴んだ貴方が��
違う。違う違う。
�犁�方は私達のことを覚えてすらいないくせに��
そして、ぷつんっと切れたかのようにまた真っ暗な部屋へと切り替わる。
まるで、自分が犯した罪を思い出させるかのように。
「さて、御嬢さん。貴方には三つの選択肢がある」
今度は檻のような部屋。
縛り付けられているのか動かない足と手。
そんな中で、一人の男性が悪魔のごとく笑っている。
『もう……やめ、て』
「１つ、ここで朽ち果てる。２つ、自ら死ぬ。３つ、私達に殺される」
そして、男が手に持っている鎌を振り下ろした。
◇◆
目が覚める。
隣を見ると、焦凍が幸せそうな顔をして眠っていてホッと安堵した。
身体中、汗でベトベトで先程の夢を思い出す。
あれはなんだったのだろうか。
夢のようで夢じゃない、そんな気がして足の先から冷えていくような感覚が襲った。
『…考えても、意味ないか』
そうだ。
今は、この幸せを噛み締めていたい。
焦凍の髪を撫でながら、整った顔を見つめていると目があった。
何してるんだと言わんばかりのジト目で見てくる焦凍に『おはよう』と苦笑いをする。
「…おはよう」
と、そのまま軽くキスをされて顔が赤くなるのを感じた。
これじゃ、心臓がいくつあっても足りない。
『朝から何するんじゃ』
「Aがそうさせたん…じゃ？」
『させてない』
「いや、させた」
そう言って、今度は噛みつくようなキスをしてくる焦凍に、これ以上はマズイと離れるように抗う。
でもそれは無理なようで、ガッチリホールドされた腕を引き離すことは出来ない。
『ん…っ、は、…なせ』
「嫌、だ」
でも、流石に限界なので焦凍の肩をトントンと叩いた。
やっと、離れた唇に肩で呼吸をしながらも焦凍を睨む。
『でてけー！！』
とりあえず、部屋から追い出しておいた。
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おつきみ(プロフ) - moeさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえるととても嬉しいです！！これからもよろしくお願いしますm(__)m (2018年4月21日 17時) (
レス) id: 927d00d57e (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - この作品、大好きです、 (2018年4月21日 11時) (レス) id: 32c275f53e (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい。違反行為で違反報告の対象になります (2018年3月26日 6時) (レス) id: 104648a3e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ | 作成日時：2018年3月26日 1時
