８０. 夢の世界 ページ35
いったい、何度、この悪魔を殺せば勝てるのだろう。
床に散らばる悪魔の死体をボーッと見ながらもそんなことを考えていた。
「何度、殺しても無駄ですよエンデヴァー」
「フン、知る訳ないだろう？そんなこと」
何で、何で戦えるんだ？
何だ殺しても生き返る悪魔なのに。
こんなの、勝てるわけがねぇ。
コイツの個性が何なのか、俺には分からないが、悪魔は�猝妓足瓩世噺世辰討い拭�
それなら尚更、勝てるはずがない。
「貴方の息子さんは戦意消失してますが？」
「俺の子だぞ？そう簡単に諦めはしない」
俺の方など見ずにそう言い切ったアイツの言葉に、�牾里�に、そうだな�瓩塙佑┐襦�
勝てるはずがない。
いや、俺が勝つ必要などない。
俺が出来ることをするべきだ。
ここで、諦めたら本当に弱い奴のままになってしまうから。
「まさか、アイツに気づかされるなんてな」
こんなに大切なことを忘れてしまっていた。
俺はAを助けるためにここに来たのだ。それを、諦めることなんて出来るわけがない。
なおも続く、敵と親父の攻防を横目に頭を回転させる。
敵の個性が何なのか、だいたい予想がつけば、Aを助け出すこともできるかもしれない。
�猝瓦噺充造琉磴き�
それが多分、個性の鍵。
悪夢を見させる。そんなことができるなら、きっと俺たちにも見せることができる。
その条件が何なのかは分からない。
もし、その夢が……現実と大差ないとしたら。
「夢って……なんなんだ？」
敵の言う夢ってなんだ？
俺たちの言う夢と同じなのか？
……Aは、夢と現実がシンクロしていた。
それなら、敵の言う夢って。
「ソイツは偽物だ！！」
戦いを続けるアイツへ親父へそう声を上げた。
あぁ、ようやく。少し、近づけた。
今なら、敵が�猝妓足瓩箸い辰唇嫐�が分かる。つまり、今、俺たちは夢を見ている。と、そう言うことだろ？
「ふは、ははは！！素晴らしい。そうです、正解です。これは夢に過ぎないのです」
ピシッと世界に亀裂が走る。
いつから、俺たちが夢を見せられていたのかは分からない。
それでも、これで現実に戻れる。
「ですが、それが分かったことでなんの問題も無いのですよ」
「…それは、わからねぇな」
「いえ、貴方方に私の個性は突破できない。そして、ジ・エンドです」
パリンッと全てが崩壊する中で、また悪魔が不気味に笑ったのを、俺は見逃さなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 142人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おつきみ(プロフ) - moeさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえるととても嬉しいです！！これからもよろしくお願いしますm(__)m (2018年4月21日 17時) (
レス) id: 927d00d57e (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - この作品、大好きです、 (2018年4月21日 11時) (レス) id: 32c275f53e (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい。違反行為で違反報告の対象になります (2018年3月26日 6時) (レス) id: 104648a3e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おつきみ | 作成日時：2018年3月26日 1時
