５６.結果 ページ11
靴やボールを準備し、十分ほど待ってコウ達が来ると、やっとボウリングを始めた。
二人とも、さっきより距離が近くなったような気がするから上手くいったのだろう。
コウには「感謝するけど、覚えておいてよ！」なんて言われたが…何をするつもりだ。
「どっちのカップルが得点多いか勝負だね！！」
『ほう、コウは私にケンカを売るのか…』
「え……あ、…ま、負けない」
少し怯えながらも言うコウに笑って『初めてだから負けるかもね』なんて言う。
焦凍との賭けもあるが、カップル同士の戦いも中々面白いかもしれない。
「焦凍は得意なのか？」
「いや、俺も初めてだ」
「そうなのか。……でもま、手加減はしないけどな」
「あぁ、負けねぇ」
焦凍も唐沢くんもやる気一杯らしい。
『じゃあ、コウからだね。頑張って』
「よし！」
まず、一投目。
ボールは中心から僅かに逸れて３本のピン残る。
二投目は１本だけ倒れて悔しそうにコウは眉を顰めた。
確かに、アレを一発で倒すのは難しそうだ。
次の唐沢くんは何と、スペアというものを取っていて中々に上手いらしい。
私と焦凍は最初は全然ダメで得点が伸びない。
そんな調子で、１ゲーム目を終えるとコウ達が圧倒的な点数で私たちに勝っていて少しだけ悔しかった。
『もう、１ゲーム！！』
「次も返り討ちだ！」
『次は負けない』
2ゲーム目は慣れてきた私達の圧勝。コウには「さすが…Aちゃん達」と驚かれてしまった。
唐沢くんには私達が兄弟だって伝えてないからエンデヴァーの名前は出さなかったのだろう。
いつものコウなら「さすが、エンデヴァーの子」と言いそうだし。
「勝った」
「本当に初めてかよ」
唐沢くんも唐沢くんで驚いている。
まぁ、焦凍は特に運動神経いいもんなぁ。
「いや、そうじゃなくて……Aに勝った」
ん？
あぁ…そっか。忘れてた。
そう思って、得点を見ていると僅かに２点の差で負けていた。
『あー、スイーツね。了解』
「それ、違ぇ。思い出してみろ、俺は一言もスイーツがいいなんて言ってねぇ」
『は？』
いや、そんなこと。
……確かに、焦凍は笑っただけ…？
「甘いもの食べてぇとは言ったけどな。その後にスイーツって勘違いしたのはAだ」
『…！！卑怯』
そう言えば、焦凍は笑うだけだった。
ーーーーー
ついに、ヒロアカ三期始まりましたね！
とても美味しい水着回！
これで、私も更新頑張れます笑
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おつきみ(プロフ) - moeさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえるととても嬉しいです！！これからもよろしくお願いしますm(__)m (2018年4月21日 17時) (
レス) id: 927d00d57e (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - この作品、大好きです、 (2018年4月21日 11時) (レス) id: 32c275f53e (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい。違反行為で違反報告の対象になります (2018年3月26日 6時) (レス) id: 104648a3e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ | 作成日時：2018年3月26日 1時
