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引き分け ページ8

赤葦 京治 side


「「「よろしくおねがいしまーす!!!」」」


体育館に響く元気な声。

それと同時にホイッスルが鳴った。
それぞれがポジションについて、試合が開始される少し前。


そんな中、俺はため息をついた。


ココ、宮城にやっとこれた。
義理の妹だけど…妹に会えるかもしれない。

なのに、靄がかったこの不安はなんだ。


「あかーし!始まるぞー。気ぃひきしめろよー!」


そうだ。今は…試合だ。
とりあえず、これが終わるまでは俺はなにも出来ないのだから待つしかない。

そう決めて、烏野と向き合った。





「あかーし、いいトスよこせよー!」


「はいっ、木兎さん」


スパーンという心地よい音がして、次にホイッスルが鳴った。
得点板を見てみると25対23。
ギリギリ俺たちが勝ったこの試合。これが、最後の試合だった。


「もうひと試合っ!!」


「お?やんのかー?日向ぁー?」


「ちょっと、木兎さん。今日はこれで終わりですよ。俺も行かないといけないところがあるんスから」


時刻は…5時か。

まだ、間に合うな。


そう思って、急いで帰る準備を始める。
物は少ない方なので、すぐに準備を終えると体育館に礼をして、監督にも礼をして走り出した。

ここから、Aの家まで20分くらいか?


「嫌な感じがするな…」


まだ、こない着信。
携帯電話を握りしめて前だけを見据えた。


赤葦京治side out



今は午後3時前。

携帯だけを持って、木村春の家まで歩く。
彼女は辿り着けないと言っていたが、やるしかない。

白布くんと太一にあれだけ言ったんだ。
これは、自分が終わらせなければいけない。

前みたいに、負けるだけではダメだ。
少なくとも、私は負けたくない。


人目を避けて、急ぎ足で向かう。

木村家まであと数分。
そんなところで、パシッと手を掴まれた。振り返ると、知らない男の人が三人組で立っている。


『こういう…ことか』


「お前が赤葦 Aであってるか?」


『違いますが、誰です?その方をお探しですか?』


ここは、嘘を貫こう。
知らない人だと言い張るが、彼らの顔は笑ったままで、気味が悪かった。


☆★
まず、
すみませんでしたm(__)m

謝っても謝っても謝りきれません。

見てくださっている方々、お待たせしました。
といっても、内容を忘れている方の方が多いと思われます。
本当にすみませんでした。


これから、少しづつ更新できたらと思っております

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4す。 - お…おわり?! (2022年5月10日 1時) (レス) @page13 id: 1c7bf85d9b (このIDを非表示/違反報告)
おっふ - 神。こういうお話好きなんです、、、。その中でもわかりやすくてよかったでっす!! (2020年1月1日 21時) (レス) id: f0059e6ce4 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - くろすけさん» ありがとうございますm(__)mそう言ってもらえると本当に嬉しいです!!更新は遅めですがよろしくお願いします!! (2017年10月9日 19時) (レス) id: 927d00d57e (このIDを非表示/違反報告)
くろすけ - 二文字で言うと、最高! 凄い作者さんですね!更新頑張ってくださいね!!! (2017年10月9日 18時) (レス) id: 8a73dacc7d (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - いちごみるく☆さん» 感想ありがとうございます。これから、少しづつ更新していくのでよろしくお願いしますm(__)mずっと、更新していませんでしたが、これからしていく予定です (2017年8月15日 0時) (レス) id: 927d00d57e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おつきみ | 作成日時:2017年3月19日 17時

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