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いざ一色家 ページ24

1週間後…

時が過ぎるのは速いもので今日俺たちは奈良の一色家に向かう。


ちなみに今は始発の新幹線に乗るため、めちゃめちゃ早朝である。

よって伏黒・釘崎はまだ来ていない。






「2人は?」



「恵と野薔薇はまだ返信来ないよ」



「チッ、アイツらまだ寝て」



「ないわよ」



「おはようございます」







後ろから言葉が被せられる。

振り向くと荷物を持った2人が顰めっ面で立っていた。あぶねっ、男なのバレた?

と思ったが、どうやら大丈夫そう。


なんだあそこ。あそこだけすっげぇ治安悪い。






「なんなのよこんな早くから駅集合って」



「どっか行くんですか?任務とは聞いてませんけど、」



「なんと今日はAの生家である一色家に行きます!!

はい拍手!」






しーん、と静まり返る。

まぁ、そうだよなぁ…


寝起きの頭にそんなこと言われても理解できねぇよ。






「ちょっと待って、一色の家?なんで?」



「それは新幹線の中で話すよ。はい、2人のチケット」



「は?そもそも一色の家ってどこなんですか」



「奈良」



「「え?」」



「奈良」






「ちなみに3日ほど滞在の予定だから」と五条さんからの補足も入る。

はぁぁぁあ!?って、なるわな。


実際2人とも変な顔してるし。うける。






「えっ、ちょ、3日もいるんならもっと服もって、」



「ほらほら、乗り過ごしちゃうよ?遅れると面倒なんだから」



「押さないでください…!」



「遅い、早くしてください」






騒ぐ2人を押し込んで座席に座る。

まだギャアギャアしてる釘崎は元気そうだな… 眠いんじゃなかったのかよ…

伏黒は眠たそうだけど。






「はい、座った座った」



「で!なんでいきなり一色の家なのよ!」



「いやぁ、僕ねAを高専に連れてきたの結構拉致みたいな感じだったんだよ。

それに耐えかねてこの間、召使いが来たでしょ?追い返しちゃったのがバレて、直接上層部に圧力かけて力づくで取り戻そうって魂胆なのね」



「だから、お前らのとこにはもう一生戻らないよっていうつもりで煽りに行くの」



「そんなの無視してればよかったじゃないですか」



「それがさ、さっきも言った通り圧力を上層部の一部にかけててね、返してこいって高専(僕たち)側が上から圧力かけられちゃったの」



「なるほど」



「拒否権ないからさー」

新幹線→←宣伝



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夜桜(プロフ) - 面白いです。頑張ってください グリムジョーが、カッコイイです。 (2021年2月20日 17時) (レス) id: 61068c4ac1 (このIDを非表示/違反報告)
むーちゃん(プロフ) - 続編おめでとうございます!凄くいい展開で楽しみです!更新頑張ってください!! (2021年1月16日 10時) (レス) id: 61a580f902 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年1月15日 16時

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