耳が痛い ページ21
「さて、この辺でいいかな」
先輩たちと戦ってる途中に拉致られた俺。
せっかくこれからだったのに、いいとこで邪魔してくれやがって…！
校内の空き教室に連れてこられたんだけど、話ってなに。
「話ってなんだ」
「んー、耳が痛い話と胸糞悪い話、どっちから聞きたい？」
「なんだよその選択肢」
耳が痛い話と胸糞悪い話？
どっちから聞いても嫌なやつじゃねーか。なんだそれ。
「じゃあ、耳の痛い話」
「オッケー。…Aが受けた遊園地の任務あるでしょ？アレの報告書まだもらってないんだけど」
「あ」
「しかも、遊園地全消滅って… なに？」
「え、っとぉ…」
ずい、と顔を近づけられ思わず目を逸らす。
やっべぇ、あの遊園地丸ごと消しちゃったんだっけ…！？
いや、でも、俺も長谷川も危なかったんだし、弁明の余地は有ると思われるが…！？
特級だったし！
どう、言い訳するべき…？
「んー？」
「あのぉ… 一級くらいの呪霊倒した後に特級が襲ってきてぇ… 長谷川も俺のこと庇って瀕死だったしぃ… 俺も右胸穴開けられてたからぁ… つい…」
「つい？」
「…消しちゃった」
「消しちゃったですまないよ！？」
「いや、まぁ、どうせ解体作業の途中だったんだろ？経費が浮いてラッキーとでも思えよ」
「ばか！Aの頭には筋肉が詰まってるの！？あの遊園地どんだけ広いかわかってる！？まるまる更地にしちゃって！！！」
「いやぁ…」
あ、あはは… まじで耳が痛い話だった…
横で「脳筋！」と言っている五条さんはリアクションに忙しそうだ。
騒がしっ。
「僕が上にどんだけ怒られたと思ってんの！」と俺の肩を掴み揺さぶってくる。
アンタいつもその��上��相手によくゴネてんじゃん…
「はぁ、まぁいいや、今のが報告で」
「よっしゃ、アレ書くの嫌いなんだよね」
「おい」
「五条さんもよく書いてないじゃん」
「うっ、」
俺知ってるよ、五条さんよく伊地知さん泣かしてること。
可哀想に。
不憫すぎて流石の俺も心が痛むわ。
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夜桜(プロフ) - 面白いです。頑張ってください グリムジョーが、カッコイイです。 (2021年2月20日 17時) (
レス) id: 61068c4ac1 (このIDを非表示/違反報告)
むーちゃん(プロフ) - 続編おめでとうございます！凄くいい展開で楽しみです！更新頑張ってください！！ (2021年1月16日 10時) (レス) id: 61a580f902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2021年1月15日 16時
