俺らの道に立つな【呪術廻戦】

東堂と禪院 ページ16

伏黒side



今日も今日とてパンダ先輩に投げられている。

痛い…


交流会までできることはやっておかないと






「恵、次お前短いのでやってみろ。色んなので慣れといたほうがいいぞ」



「えっ」



「なんだよ、不満か？」



「いえ、そういうわけでは…」






短いのは長いのより上手く扱えない。リーチが長いものを使ってやっていたら距離感がうまく掴めない。

んー… 力がそのまま乗るから使いづらいわけじゃないし、威力も申し分ないんだけど…



なんか、上手くいかないんだよなぁ…






「そうだ、野薔薇と一緒に飲みモン買ってきてくれよ。金はやるから」



「…パシリですか」



「野薔薇ー、」






はぁ… 拒否権はないんすね。


ついでにパンダ先輩と狗巻先輩も頼んできやがった。











　












　










　









「自販機もうちょい増やしてくんないかしら」



「無理だろ。入れる業者も限られてるしな。

…？」






近づいてきた足音に反応し、横目で人影に目を向けると、見知った顔があった。


あの人は、






「なんでこっちいるんですか？禪院先輩」



「あ、やっぱり？雰囲気近いわよね。姉妹？」




「双子のな」





「嫌だなぁ伏黒君。それじゃあ真希と区別がつかないわ。真依って呼んで？」



「コイツらが乙骨と３年の代打ね」



「貴方たちが心配で学長についてきちゃった。同級生が死んだんでしょ？ 辛かった？ そうでもなかった？」



「何が言いたいんですか？」



「代わりに言ってあげる。器なんて聞こえはいいけど、要は半分呪いの化け物でしょ。そんな汚らわしい人外が、隣で呪術師名乗って虫唾が走っていたのよね。

死んでせいせいしたんじゃない？」



「「………」」



「なんて言ったかしら、あぁ、一色。あの子も特級被呪者。とんでもない力よね？噂は度々耳にしてるわ。

でも、あんなに人間味のない子… 本当に人間と呼べる？上はあの子の死刑も大義としてるのに」



「真依、どうでもいい話を広げるな」






この東堂って人もそうだ、さっきからわけわかんないことばっか言いやがって。


何考えてるのか分からん…！






「答えろ伏黒。どんな女がタイプだ？」



「なんだこれ。大喜利かよ」






釘崎は丸腰だ、揉め事は避けたい


津美紀………






「別に好みとかありませんよ。その人に揺るがない人間性があればそれ以上は何も求めません」



「悪くない答えね。巨乳好きとかぬかしたら私が殺してたわ」



「うるせぇ」






次の瞬間、強い衝撃と共に吹き飛ばされた

　

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