その後 ページ32
虎杖と伏黒は経験の差で伏黒が勝った。
いい動きしてたと思ったけどな…
「どうだったかな？みんないい感じに戦い方とか掴めた？」
「…なんとなく」
「近接は苦手なのよね」
「釘崎以外はみんな近接じゃ？」
「うっさいわね！」
あはは、とおかしくて笑う。
今日はこのままグラウンドで訓練をするらしい。五条さんも夕方からの任務のようでそれまで付き合ってくれるとか。
よっしゃ。
相手してもらおう。
「A様！」
途端グラウンドに響く声。
みんなの視線も声のした方に集まる。いやいやいやいや、ちょっと待ってくれよ。この声って、もしかして、もしかしなくても…
嫌な予感を拭いきれないまま俺も声のした方に視線を向けると、一色家の人がいた。
「なになに、あの人」
「見るからに厳しそうなおばさんね…」
「あー…」
虎杖と伏黒、釘崎はコソッと耳打ちしてくるが、俺と五条さんは苦笑いが隠しきれない。
おいおいマジかよ…
そう考えているとソイツは俺たちの方にツカツカと早足で歩み寄ってきて、美しい作法でお辞儀をする。
「おや、こちらにも礼を返すようにお教えしたはずですが」
「っ… 申し訳、ございません」
どんな方にも敬意を払い、特に権力者・目上の者には礼儀を欠いてはいけない。そういうしきたり。
相手が自分より下の者、地位の低い者であれば腰を折り曲げる。逆に自分の方が下であれば両手を地につけ、深く頭を垂れるのが決まり。
例によって俺はグラウンドだろうがなんだろうが正座をし、両手を地につける。
「えっ、何してんの何してんの！？」
「これは少し面倒なことになったね…」
数秒経って頭を上げると満足げな顔を浮かべるソイツ。
うぜぇなぁ、
チッ…
何しにきやがった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 450人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蓮夜 - BLEACHですか！？かっこいい！！！めっちゃ面白いです。応援してます!!! (5月20日 14時) (
レス) @page3 id: 574d664119 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - 続編ぜひ、読みたいです！読んでる側からしたら、いい所で区切られたからこそ気になっちゃいます笑 (2021年1月13日 22時) (レス) id: a30ea6f0a7 (このIDを非表示/違反報告)
朱希 - 凄い面白い更新頑張ってください (2021年1月13日 12時) (レス) id: f434abfcd6 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - めちゃくちゃ面白い…神作品！！めっちゃやばい！(語彙力) (2021年1月6日 10時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
2代目(プロフ) - 第6十刃！！！神ですか！？神！？更新頑張って下さい！ (2021年1月4日 22時) (レス) id: 7fe9481e51 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：宮 | 作成日時：2020年12月31日 21時
