ななじゅう ページ25
ﾄﾞｯ、ｷﾞｭ
今までのサーブよりも強い威力のボールを放つ。入らないなんてことは考えない。それだけで烏野をビビらせている。
攻めは最大の防御ってか
「西谷ァァァァアアア！！！！」
ﾊﾞｧﾝｯ
なのに、上げやがった…！
西谷夕、まじかよ…！！
でもコッチ返ってくる！！
「チャンスボール！」
及川さんは誰に上げる…
俺
松川さん
花巻さん
はたまた自分？
いや、ここはやっぱ……！
「岩泉さん…！」
ﾋﾟｯ
…は
どしゃっと？
止められた？
あと、もう１セット？
向こうのベンチからすごい歓声が聞こえる
「くっそがァァア、スマン！！」
「ドンマーイ、次、次」
なに、
なんだこれ、
すごいじゃん、烏野…！！！
「は、は、は、」
「なに笑ってんだぶん殴るぞ！」
「すぐ殴るっていうのやめなよ岩ちゃん」
「安心しろ、オメーにしか言わねーし殴んねーよ！」
「今のは、センターからの速攻がベターな攻撃だった」
「あ？」
「でも恐らく飛雄は今、俺がレフトにあげると読んでいた
……この意味わかる？」
うるさい体育館なのにしっかりと聞こえてくる声を静かに聞いていると、わらわらと岩泉さんと及川さんの周りに人が集まる
ちなみに俺には及川さんがなにを言いたいのかはわからないが、言わんとしていることはなんとなくわかる
自分でも何言ってるかわかんないけど、
「今までみたいに機械的に考えるだけじゃなく、終盤・こっちの劣勢っていう状況・岩ちゃんと俺の超絶信頼関係」
「あってたまるかそんなもの」
「そういう総合的な判断をしてきたって事……！」
そして及川さんは烏野の2番さんをチラ、と見やってから目を光らせる
なるほどね、烏野が……
「あの��爽やか君��は飛雄に何を教えた…！
ただの独裁の王様がマトモな王様になろうとしてる。なんだこれ、すごいムシャクシャしてんのにこの感じ…！！」
空気が、震えた
ﾋﾟﾘｯとしたものが空気を伝い、広がる
「はやく、早くやろう
「Aくんと国見ちゃんは合体とかできないの？？」
「今いい感じだったんですからブッ込んでくんのやめましょう？」
「すみません、できないです」
「英もノらなくていいから」
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宮(プロフ) - しのはさん» はじめまして、コメントありがとうございます！ そんなっ、素敵だなんて、照れちゃいます…嬉 (2021年8月25日 22時) (
レス) id: 7e744ae5d4 (このIDを非表示/違反報告)
しのは - 初めまして。しのはと言います！とても素敵な作品でした〜！続き楽しみにしてます！！ (2021年8月24日 16時) (レス) id: 51838f05e5 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 京凛さん» ありがとうございます！ちょっと今、リアル多忙なのでできる時に少しずつ進めていきますね！！ (2021年6月27日 23時) (レス) id: 7e744ae5d4 (このIDを非表示/違反報告)
京凛(プロフ) - 応援してます！！ (2021年6月27日 21時) (レス) id: c8e77dbc20 (このIDを非表示/違反報告)
京凛(プロフ) - めっっっちゃ好きです!大好きです!更新頑張ってください！！ (2021年6月27日 21時) (レス) id: c8e77dbc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2020年6月28日 12時
