よんじゅう ページ41
ﾋﾟｯ
「「「よろしくお願いしまァす！！！」」」
始まった練習試合
アップとか見てたけどめちゃめちゃ強豪！！って感じ！
ドキドキしてきた！！！
サーブはうちで、やっぱり初っ端相手ビビらすなら及川さんでしょ、ということになり、ローテもそこに合わせた
「よぉーし、及川さんの強烈サーブ、打っちゃうもんねぇー！」
「外したらジュースな」
「岩ちゃん！？」
「俺三ツ矢ー」
「コーラ」
張り切ってる及川さんにどんどん頼んでいく先輩方
俺もお願いしようかなー、英は頼もうとしてるし
金田一はアワアワしてる
「じゃあ俺スプライトで」
「なっちゃんのりんご」
「ちょっと君ら双子は黙ってなさいね！？」
「「えー」」
「えーじゃありませんッ！」
「まったくもう」とプリプリしている及川さんをソッコーで無視し、ベンチへ
その間にも3年生はコントを繰り広げていたが、笛が鳴り、止まる
シン、と静まり返った体育館はいつもより空気が冷たい
ﾋﾟｯ
及川さんのサーブってお手本のサーブみたいだ
……まぁ、お手本というには威力やばすぎだけど
ぶふぉっ
前衛の岩泉さん、金田一、松川さんが同時に後頭部押さえたんだもん
笑うしかないよね、くふっ
ﾀﾞｧｯﾝｯ
及川さんから放たれたサーブは一直線にレフト側のサイドラインギリギリへ
うわぁ、あんなの後ろから飛んできてもし頭に当たったらとか考えたくもない。
「アウトっ……！？」
「工ゥ！！判断ミスしてんじゃねぇゴラァァァ！！」
「だっ、ハイ！！スンマセン！！！！」
アウトだと判断した前髪パッツンはコートに入ったことに驚き、向こうの監督…なんて言ったっけ、鷲、わし、ワシ、
あぁ、そうそう、鷲匠先生に怒鳴られていた
っっはぁ〜…
味方とはいえ、なんだよあのサーブ
ほとんどスパイクじゃねぇか……！
ほんっと、敵じゃなくてよかったと心の底から思う
「へっへーん！どおーだウシワカちゃん！！この及川さんの恐ろしさを思い知ったか！！」
「たった一点じゃねぇか」
「そーだそーだ調子のんなー」
「いちいち突っかかんじゃねぇよ」
「お前らは仲間だよね！？」
サービスエースで得点をもぎ取った及川さんは得意気だ
ギャラリーから大量の黄色い歓声が上がる
同じチームからのヤジもすごいが。主に三年。
すると、俺の横にいた矢巾さんが話しかけてきた
「表情筋どしたよ」
「ちょっと及川さんのサーブにどん引いてるところです」
「ぶふぉっ」
１対０
先制点、取った
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はつね(プロフ) - 男主かな？めっちゃ面白い！ (2020年10月24日 7時) (
レス) id: d82ff4a995 (このIDを非表示/違反報告)
無気力なバカ - 英との関係とかすごく良いと思いました。面白いです。これからも更新頑張って下さい。 (2020年4月12日 22時) (レス) id: 9900cccf42 (このIDを非表示/違反報告)
ぜる - ツインズカワヨイ...。読みやすくて、今は誰が話しているかとても分かりやすかったです。 (2020年4月12日 17時) (レス) id: 725efa7c46 (このIDを非表示/違反報告)
風華(プロフ) - 誰がなにを言ってるかわかりにくいので、カッコの前に名前書いて欲しいです。 (2020年1月3日 11時) (レス) id: a3f48bb6df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2020年1月2日 3時
