さんじゅうきゅう ページ40
ワンチにつくから助走十分に取れないし、俺だってスパイク打ちたい！！！
「Aくーん落ち着いて？」
「……落ち着いてます」
「嘘つけ！！！」
矢巾さん、そんな強く叩かなくても。今ので脳細胞３つくらい死にましたよ
せっかく及川さんがトスあげてくれるのに直前でも全然打ててない！
そんな不満を持っていても練習はどんどん進む
岩泉さん打ち過ぎですよ…！
他にも松川さんとかいるでしょ！どんだけブロック跳ばせりゃ気が済むんですか…！
「ワンチッ！」
「オーライ！！」
「矢巾！」
あ、捕まる
直感で、そう思った
その時、矢巾さんはブロックの手に軽くボールを当ててこちらにボールを戻した
リバウンド…！
なるほど！頭いいー！！！
「A！お前も打て！」
「もうほんと溝口くん黙っててください！」
でも矢巾さんがリバウンドで戻してくれたおかげで十分な助走が取れた
なんか、
硬い床と靴って偉大だ！
ﾄﾞｯﾝｯ
「Aくん！」
助走をつけ、レフトから跳ぶ
そして、ここまで来る、ト、ス、？
「っへ？」
「っんえ」
「あ、いや、すみません及川さん」
「今！」
「へ？」
「今Aくんが踏み込んだ時、すごい音した！！し、前より打点高くなってる！！！」
「そうでしたか？」
すごい音ってなんだ
つか、いつもよりトス低かった。俺の肘に当たって落ちたし。転がるボールを横目に及川さんに頭を下げる。
そんなに跳んだかな、いつもとそんなに変わらなかったような………
なにが変わったんだ？
あ、砂浜ダッシュ…？まさかのそれが？？そんな効果あったのアレ？？？
「ほら続き」
「あ、はい！」
溝口くんに声をかけられてゲームを再開
その後も違和感に頭を悩ませながらもいつもよりほんの少し調子がいいことを実感する。
「センター！！！」
「ッはい！」
「っトス、低い！っす！！」
ﾄﾞﾊﾟｧﾝｯ
ブロックアウトだったから良かったものの、ブロックに捕まってしまった
打ち抜けよ。くそ、悔しい。
「すみません及川さん、多分なんですけど俺まだ最高打点じゃない気がしてるんで一回オープントスもらっていいですか」
「アッハイ！！」
「いいぞもっと言えー」
「A今のうち言いたいこと言っとけ」
「１発くらい殴っても大丈夫だ」
「ちょっとお前ら！？」
「え、いいんですか？」
「ダメです！！！」
．
「あいつ気づきましたかね？」
「まぁ、少なくとも周りの奴らは分かっただろうなぁ」
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はつね(プロフ) - 男主かな？めっちゃ面白い！ (2020年10月24日 7時) (
レス) id: d82ff4a995 (このIDを非表示/違反報告)
無気力なバカ - 英との関係とかすごく良いと思いました。面白いです。これからも更新頑張って下さい。 (2020年4月12日 22時) (レス) id: 9900cccf42 (このIDを非表示/違反報告)
ぜる - ツインズカワヨイ...。読みやすくて、今は誰が話しているかとても分かりやすかったです。 (2020年4月12日 17時) (レス) id: 725efa7c46 (このIDを非表示/違反報告)
風華(プロフ) - 誰がなにを言ってるかわかりにくいので、カッコの前に名前書いて欲しいです。 (2020年1月3日 11時) (レス) id: a3f48bb6df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2020年1月2日 3時
