にじゅうきゅう ページ30
岩泉一side
部長会議長引いちまった……
もう始まってっかや
着替えながら「走れば間に合うか……？」と考える
体育館まで走り、近くまで来るとまだ声が聞こえてこないので始まってない
セーフッ！
ｶﾞﾗｯ
「お願いします」
「こんにちは！」
「こんにちは！！」
「おーっす」
着替えを終え、体育館の扉を開けて挨拶をすると後輩や同じ学年の奴らから返ってくる
シューズを履きながら時計に目を移すと、あと5分で始まるというところだった
危ねぇ、ギリギリだべ
見上げた視線をシューズに戻すのにそのまま下へずらしていくと、見慣れない後ろ姿があった
あんな奴いたかや？
自慢じゃねぇが部員の顔は全員覚えている……と思う
「おい及川」
「なになに、どうしたの？」
「あそこの…しゃがんでる奴。あんな奴いたか？」
そう聞くとニコニコ、いや、ニヤニヤして俺の顔を見てきた
気色悪ぃ
「ふっふっふっ、ついに見つけてしまったね岩ちゃん」
「はぁ？」
「ゆるーく縛られたあの髪の毛、見たことなぁい？」
なんていうんだっけか、あの縛り方
半縛り、半結び、半1つ縛り、
あ？わかんねぇや
確かに見たことあんなぁ……
昨日あたり、に…………
！？
「あ。あれAか」
「ぴんぽーん！！」
「そうか、入ってくれたのか」
「今日の昼休みに入部届け貰ってさぁ！しつこく誘った甲斐があったよね！！」
「良かったな」と言いながらストレッチをする
アイツは強かった。
ブランクがあるにも関わらずあれだけのパフォーマンスができるのであれば、すぐにレギュラー入りするだろう
練習もきっと俺たちと同じところだ
初めは��国見の双子��という認識でしかなかったが、まさかこんなに頼もしい奴だとは思ってもいなかった
「呼んできていい？ねぇ、呼んできていい？」
「いや、どうせ部活始める前に紹介すんだろ。後でいい」
「えー」
「いいから早く始めろや！！！」
ゲシッと及川のケツを蹴ると、「痛い！」と言いながら集合をかけ全員を集める
「ハイハイちゅうもーく！」
「「「？」」」
「えー、今日から入部しました！はいどうぞ！」
「え、え？く、国見Aです。よろしくお願いします」
「この前の練習試合の時に見たと思うけど、仲良くしてあげてねー！
じゃあ、部活始めよっか！！」
お前ら、それでいいのか
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はつね(プロフ) - 男主かな？めっちゃ面白い！ (2020年10月24日 7時) (
レス) id: d82ff4a995 (このIDを非表示/違反報告)
無気力なバカ - 英との関係とかすごく良いと思いました。面白いです。これからも更新頑張って下さい。 (2020年4月12日 22時) (レス) id: 9900cccf42 (このIDを非表示/違反報告)
ぜる - ツインズカワヨイ...。読みやすくて、今は誰が話しているかとても分かりやすかったです。 (2020年4月12日 17時) (レス) id: 725efa7c46 (このIDを非表示/違反報告)
風華(プロフ) - 誰がなにを言ってるかわかりにくいので、カッコの前に名前書いて欲しいです。 (2020年1月3日 11時) (レス) id: a3f48bb6df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2020年1月2日 3時
