あ、ども。国見ツインズやってます。【ハイキュー】

きゅう ページ10

今日は木曜日


練習試合見に来いよ宣言があったのが月曜日

そこから火曜日・水曜日と松川さん岩泉さんも加わって、矢巾さん、渡さんも加わった。前よりさらにパワーアップして勧誘を受けています

部活ぐるみか……くそ………


もうなんなんだよ……

まじで





「よっ！A！そろそろ観念してバレー部に入ったらどうだ？」


「すみません、入りません」


「花がダメなら俺が！」


「誰の誘いでもやりません」


「グッ…」


「松ー！！！！」




グハァッ、と胸を押さえて蹲る松川さん。と、急いで駆け寄る花巻さん。なにをやってるんだこの人らは

目立つからやめて欲しい





「えっと、帰りますけど」


「あっ、ちょっ、まっ、待ち！！」


「なんですか…」


「部活見学、来ないの？」


「そもそもなんで俺のことバレー部に入れたいんですか？中学では部活してたけど今してない人はいっぱいいるじゃないですか」


「うーん、これといって理由はねぇけど」


「あ、言うなよお前そういうこと」


「強いて言えばお前のプレーがすごかったから」




そういや花巻さんは中学で試合したことあるって言ってたな

別に凄くないのに


てか、理由ねぇのかよ。そこが一番重要だよ




「花はああ言うけど、俺はお前のプレーなんて見たことないしそもそもバレーしてたのだって知らなかった。だからただのお前に対する興味だよ」


「そうですか」


「だからなんでもいいからお前にバレー部入って欲しいんだよね」


「そーそー。及川もうるせぇし」




これ以上断るのも失礼だろうか

でもやりたくない


英に"なにを今更"って言われそうだ

いやいやいや、そもそも先に煽ってきたのはあいつだし


うーん…

練習試合だけなら見に行ってもいいか…？

たかだか練習試合に行く行かないのことだ。ここはもうサクッと観に行って、あとは勧誘躱しておいた方が楽か？？





「お断りさせていただきます」


「くっそー、今日もダメだったかー」


「まぁまぁ、また明日来ればいいだろ」


「それもそうか！」


「やめてください」




毎度のこととなり、業務連絡のように断る。申し訳ない気もするが、今のところバレーをしたいとは思わない

それは変わらない




「とりあえず、練習試合来いよなぁ！！」


「どうでしょう」


「その時は俺らがお前の家まで迎えに行きます！」


「勘弁してくださいよ…というか、もう4時ですけど、部活始まるんじゃないですか？」


「エ"ッ！急げ花！！」


「おう！！じゃあまたなー！！」




嵐のように走り去っていった先輩たち

ほんとに暇なのだろうか







練習試合…どうすっかなぁ…

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