ちゅーしたいお年頃 １ ページ38
「そうして、お姫様と王子様はいつまでも幸せに暮らしたのでした。めでたしめでたし」
ぱちぱちぱち
小さなおててで拙い拍手をするA。今日も今日とて可愛い。
夕食の仕込みもひと段落し、甲板で暇そうにしていたサッチを捕まえて絵本を読んでもらっていたのだ。
サッチの足の間にすっぽりと収まるように座っていたAはパッと立ち上がりくるっと振り返る。
そしてトテトテとサッチに近づき、その頬に手を当てた。
「しゃっち、ありゃあとう！ちゅ！」
「！！？！！？！！？」
「ばいばい！いぞぅにかみのけしばってもらう、やくそくしてるの！」
Aから頬にキスされたサッチ
いや、キスなんていう艶かしいものではなく��ちゅー��だ。これは。「ちゅー」と「ぎゅー」の「ちゅー」。
かっっっわ！！！
サッチは白ひげ海賊団の中でもAにデレデレとした態度を見せるという項目において群を抜いていた。
愛しの天使からご褒美をいただいた彼は頬を抑えてカチカチに固まる。
純粋に何が起こったか理解ができていないようだ。アーメン。
Aが去ってしばらく
ようやく正気を取り戻したが、言葉にならない悲鳴をあげた。
そんなことも知らずに次なる被害者を探す魔性の2歳、A
イゾウに髪の毛を縛ってもらうとは言ったものの、見つけたらお願いしようくらいにしか思ってないのが真実である。
可愛らしい足取りで食堂の方へ向かうと、世界一固い男と太陽のような男が談笑していた。
「次の先遣隊は俺らがいいんだ！冒険の匂いがする！」
「お前は危なっかしくてダメだエース。行ったら帰って来ねェだろ」
「ンでだよ。じゃあ一緒に行こう！ジョズ！」
「お前は俺の手には余る」
「なぁにをぅー！？」
「えーす！じょず！！」
「ん？」
「お？」
大好きな兄たちを見つけ走り寄る天使
いつものことながらエースの末っ子ムーブに振り回されるジョズ。
ジョズはまだ甘やかし過ぎてない方か。
サッチやイゾウはああ見えてエースに特段甘い。
愛に溢れた飴と鞭はやはりマルコが上手い。
「どうした、A？」
「んーん！みちゅけたからきたの！」
「そうかそうか！俺らがいたから来てくれたんだなー！ありがとうAー！」
あーかわいいー、と言いながらぎゅううううと小さな妹を抱きしめるエース
ちょ、死ぬて。
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ひかり(プロフ) - 平和すぎてなんか友達とたけのこ派かきのこ派か口論してんの馬鹿らしく思えてきました笑 (10月17日 20時) (
レス) @page46 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
ロイ - みんな、メロメロでおもしろい！更新楽しみにしてます！ (9月2日 13時) (レス) id: 97a54b5f8a (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - やっぱり幼女は世界を救いますよね（） (8月27日 15時) (レス) @page41 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
こーへい - 妹が可愛すぎる！（グハっ！！！！） (5月27日 18時) (レス) @page28 id: 3e75524924 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 妹ちゃん優しすぎます！！ (2023年4月11日 12時) (レス) @page28 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2023年2月23日 4時
