不思議な出来事 ４ ページ34
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「…………そりゃ危険だマルコ、誰かもう1人くらい連れて行け」
「いいや、Aを攫ったやつは俺一人で来いと言っている。もし俺たちが判断を間違えて、Aに何かあるようなことがあれば………！！」
「そうは言ったって、お前ェにだって何があるかわかんねェんだぞ！！」
緊急で隊長を集め、オヤジの部屋で会議。
一人でもAを助けにいきたい俺と、一人で行くのは危険だと止める他の奴ら。
どちらも引かないため、堂々巡り。
そんな時、親父が口を開いた。
「行けェ、マルコ」
「親父！！！」
「なんだ、イゾウ。マルコのことが信じられねぇってのか？」
「そういうんじゃねェが、奴はこの船に侵入できて、人1人攫ってったやつだぞ！？いくらマルコでも危険すぎる！！」
「グラララ……… ウチの船の長男を少しは信用しねェか」
オヤジの言葉に唖然とする一同。
相手がどんな奴かわからない以上、一人で向かうのは危険だ。1人娘と同じくらい大切に思われている自覚くらい、何年もこの船にいれば有る。
だから、任せてくれたんだろぃ。オヤジ………！
ぱちり、と目が合うとニヤリと口角を上げるオヤジ。それに応えるように俺も声を上げる。
「あァ！！必ず連れ帰ってくる！！！」
オヤジの一声で、渋々と言ったところだが皆が納得した。
しかし、念には念をということで遠距離が得意な奴がすぐに動けるように配置されることになる。
待ってろよ……！A………！！
__________
ブリキの眠る場所、というのはおそらく廃工場とかだろう。
確か、島の中心にある山の中程にあったはずだよい。
既に日はほとんど沈んでおり、目的地へ向けて飛び立つ。
仲間からは必ず無事で帰ってこい！！と激励を受けて、Aに思いを馳せる。
無事だろうか、
無事であってほしい限りだよい…！
山の周りをぐるっと一周し、めぼしいところを見つける。
あの辺か……！
降り立とうと飛行のスピードを落とした時、山の方からきらりと何かが光り、真っ直ぐにこちらに飛んできた。
寸でのところで避けるが、２発当たってしまう。銃、か、？ただの弾なら………
がくんっ、と体が降下していく。
「クッ！！！」
2発当たったうちの1発は海楼石でできたものか！！！
これでは身体を炎に変化させることができない…！！
重力に逆らわず、地面へ落ちていった。
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ひかり(プロフ) - 平和すぎてなんか友達とたけのこ派かきのこ派か口論してんの馬鹿らしく思えてきました笑 (10月17日 20時) (
レス) @page46 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
ロイ - みんな、メロメロでおもしろい！更新楽しみにしてます！ (9月2日 13時) (レス) id: 97a54b5f8a (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - やっぱり幼女は世界を救いますよね（） (8月27日 15時) (レス) @page41 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
こーへい - 妹が可愛すぎる！（グハっ！！！！） (5月27日 18時) (レス) @page28 id: 3e75524924 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 妹ちゃん優しすぎます！！ (2023年4月11日 12時) (レス) @page28 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2023年2月23日 4時
