不思議な出来事 ３ ページ33
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船まで戻って宴をして、いつも通りにAを寝かしつけたあとに、部屋へ戻った。
なんともない、日だったはずだ。
事件は突然起こる。
「マルコ！！！」
「どうしたんだよいハルタ、そんなに慌てて」
「Aがッ！Aが！！！」
「落ち着け、Aがどうしたって？」
「Aが！！いなくなった！！！」
バンッッと勢いよく開けられたドアから飛び込んできたハルタの顔は真っ青で、ただごとではないと感じ取っていた。
しかし、まさか………
手から落ちたペンもそのままに椅子を倒す勢いで立ち上がり、Aの部屋へ向かう。
「いないことに気がついたのは！？」
「さっきだ。今日のAを食堂まで連れてくる係が僕だったから部屋に行った時に」
「まだ朝も早い時間だ。昨日はかなり遅くまで宴をやってたから、いなくなったのは夜中から朝方の短い時間」
「僕、不寝番にも話聞いてくる！」
「頼んだよい……！」
部屋から出て、歩きながら状況の確認と共有をする。
途中でハルタと分かれ、俺はそのままAの部屋に。
バンッッ！と勢いよく部屋へ入ると、窓が大きく開かれ、陽の光とともにカーテンが揺らいでいた。
「……………攫われたか……！？」
くまなく部屋を探すもやはりどこにもいない。気配も感じない。
何者かが短時間で侵入、そして誘拐。Aをエサに俺たちを誘き出すことか、A自体が目的か。はたまたその両方か、別の理由か。
ともかく船の奴らに伝えねェと！！！
すると、窓の外から何かがこちらに飛んできていることに気づく。
ものすごい勢いで向かってきてる。ありゃなんだ…？
だんだんとはっきり見えてきたソレを目の横スレスレで捕まえる。
「カード……？」
そこには、
【白鯨の姫君はこちらで預からせてもらった。無事に返して欲しくば、不死鳥の力を持つ者、今夜、島のブリキが眠る場所にひとりで来られたし】
そう書かれていた。
不死鳥の力を持つ者、そりゃ俺のことだ。
とにかく、みんなに知らせよう。
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ひかり(プロフ) - 平和すぎてなんか友達とたけのこ派かきのこ派か口論してんの馬鹿らしく思えてきました笑 (10月17日 20時) (
レス) @page46 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
ロイ - みんな、メロメロでおもしろい！更新楽しみにしてます！ (9月2日 13時) (レス) id: 97a54b5f8a (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - やっぱり幼女は世界を救いますよね（） (8月27日 15時) (レス) @page41 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
こーへい - 妹が可愛すぎる！（グハっ！！！！） (5月27日 18時) (レス) @page28 id: 3e75524924 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 妹ちゃん優しすぎます！！ (2023年4月11日 12時) (レス) @page28 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2023年2月23日 4時
