邂逅 ２ ページ3
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おそらく1、2歳といったところか、？
まるでこの船で戦闘なんか起こらなかったとでも言いたげに眠り続ける幼子。美しいシルバーの髪を持つこの子は、なぜだか連れて帰らなければならない気がする。
そっと抱き上げ、周りにいた隊員にここを頼む、と言い残してモビーへ戻った。
「おっかえ、りぃぃぃぃいいいい！！？！！？
お、おま、お前ェェ！？どうしたんだよそのちっちぇの！！？」
「はぁ…… 向こうの船で寝てたんだよい。落ち着けサッチ」
「これが落ち着いてられるかってんだ！！よく拾ってきたマルコ！こんな可愛いの向こうの船にいたらどうなってたかわかんねェもんな！」
「俺にも抱っこさせてくれ！！」「うるせェよい！！」「オメェのが声でけェよ！」なんてやり取りをしていれば周りに集まってくる船員。
だがやはり俺たちの間に挟まれる子供を見れば同じように騒ぎ出す。甲板はそりゃあもう大騒ぎ。
サッチがうるさかったのか(((眉頭を少し歪めた腕の中の幼子は居心地が悪そうだ。
「んﾝﾝ、ふぇ、っ」
「おおおお、泣きそう、！？泣きそうマルコ！な、何したらいい俺っち！！？」
「何もすんな騒がしい！俺だってこんな小せェの相手したことねェよい！！」
「、やァｯ、ン"ーｯ、！」
「わわわわわ」
「……おや、ずいぶん可愛いの連れてるじゃないか。しかも2人がうるさくするもんで泣きそうときた」
「「うっ、」」
「どれ、貸してみろ。こういうぐずりそうな時は背中を叩いてやるもんさ」
慌てる俺たちの元に現れたイゾウに渡すとトン、トン、とリズムよく背中を叩きながら少し揺れる。すると顰めていた眉は元に戻り、代わりに、その閉じられていた
オパールグリーンの瞳に光が入り、俺たち3人を目に映すとにぱっ、となんとも愛らしい顔で笑う幼子。
「いやぁ、可愛いなぁ」
「、かぁい？」
「しゃ、しゃべ、！！」
「そりゃ喋るだろうよ。首も座っているし、髪の毛の長さもそこそこにある。見たところ1、2歳といったところか」
「イゾウそんなこともわかんの！すっげ！」
「デレデレかよい、フランスパン」
「こんなかわいいのが近くにいりゃあ…… おい今、」
「さッ、コイツも起きたことだし俺はオヤジに報告してくるよい」
イゾウから受け取り、親父の部屋へと足を向ける。後ろから「おいコラマルコ！」などと聞こえるが知らん。
敵襲があったというのに随分と和やかな足取りで、それでいて早足にオヤジの部屋に向かった。
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ひかり(プロフ) - 平和すぎてなんか友達とたけのこ派かきのこ派か口論してんの馬鹿らしく思えてきました笑 (10月17日 20時) (
レス) @page46 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
ロイ - みんな、メロメロでおもしろい！更新楽しみにしてます！ (9月2日 13時) (レス) id: 97a54b5f8a (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - やっぱり幼女は世界を救いますよね（） (8月27日 15時) (レス) @page41 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
こーへい - 妹が可愛すぎる！（グハっ！！！！） (5月27日 18時) (レス) @page28 id: 3e75524924 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 妹ちゃん優しすぎます！！ (2023年4月11日 12時) (レス) @page28 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2023年2月23日 4時
