邂逅 １ ページ2
マルコside
サッチは珍しく書類間に合わせたし、いつもギリギリで頼んだものを終わらせてくる他の隊員も今回に限ってはもう既に終わっていた。
明日は槍でも降るのかねぃ、
俺もひとつ休憩を挟もうと甲板へ出て伸びをしながら考える。
次の島に着くにはまだ時間があるし、珍しく仕事が早く終わったということもあって甲板でコーヒーでも飲もうとしていた時だった。
「9時の方向に敵船！！直ちに戦闘態勢へ入れ！！！」
…………槍じゃなくて敵船だったか。
ゆったりとした時間が流れていたモビーの空気は一瞬にしてピリッとしたものに変わり、続々と船から船員が出てくる。
どいつもこいつも好戦的な顔しやがって、お前らをまとめるこっちは堪ったもんじゃないよい。
腕を広げ、青い炎を纏わせたら、飛び立つ準備をして振り返り、叫ぶ。
「砲撃範囲に入り次第攻撃開始！！俺たちに喧嘩売るたァいい度胸だよい！行くぞお前ら！！！」
「「「オオォォォォォ！！！」」」
士気はバッチリ、波も風も俺たちの味方。
俺は誰よりも先に敵船へ牽制に向かう。
ドガァン、ドガァン、と砲撃音も聞こえ始め、続々と敵船へ乗り込んでいく仲間たち。
モビーでも戦いは繰り広げられているが、あっちにはオヤジがいるし問題ない。
最近に新世界へ来たのか、邪な考えが勝ってしまった哀れな奴らなのかは知らないが、新世界の海賊といえど俺たちが圧倒的優位。
すぐにでも戦闘に終わりが見え始め、最後の一人を海へ投げ捨てる。
「今回は骨のある奴らかと思ったのになぁ…… 見てよこれ、たかだか1億1000万ベリーの船長だ。トータルバウンディーも大したことない」
「まぁそう言うなハルタ。なにか珍しいモンでもあるかもしれねェぜ？」
寄ってきたハルタに見せられた手配書には見かけばかり強そうに撮られた写真が貼られている。
…コイツらがねぃ………
ほんとに大したことなかったのが残念なところだ。
下剋上で勝ってきた海賊なのかなんなのか、船内からは宝が出るわ出るわで隊員たちは大喜び。
宝や海図、食糧なんかを運び出しているときに物音が聞こえた。そっちを見ると積み重なった木箱がいくつか。
そして、持ってみると圧倒的に他のものよりも重い木箱がひとつ。
まさか、乗組員の生き残りか……？
警戒しながらも開けてみると、
「ｯｯ、よｯ！！？」
スヤスヤと眠る幼子がひとり。
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ひかり(プロフ) - 平和すぎてなんか友達とたけのこ派かきのこ派か口論してんの馬鹿らしく思えてきました笑 (10月17日 20時) (
レス) @page46 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
ロイ - みんな、メロメロでおもしろい！更新楽しみにしてます！ (9月2日 13時) (レス) id: 97a54b5f8a (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - やっぱり幼女は世界を救いますよね（） (8月27日 15時) (レス) @page41 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
こーへい - 妹が可愛すぎる！（グハっ！！！！） (5月27日 18時) (レス) @page28 id: 3e75524924 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 妹ちゃん優しすぎます！！ (2023年4月11日 12時) (レス) @page28 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2023年2月23日 4時
