アイ・ラブ 7 ページ7
それから日が傾くまで七海の行きそうなところを探したけど見つけることはできなかった
なんならいろんな店のある人通りの多いところまで来てしまったし
悟なら探そうと思えば探せるのに面白がってなんの役にも立たない
というか、言い出しっぺのくせにもう飽きてきてる
六眼の使い所絶対今だろ……
「なぁ、そろそろやめないかい?A。もう日も暮れるし、今日は帰ろう」
「い!や!」
「そんなに疑わなくたって大丈夫だって。七海だよ?不貞なんて働くわけなくない?」
「悟は黙ってて!その六眼使って建人くん探してよぉ〜」
「えー、疲れるからヤダ」
「っもう!」
相当心配らしいな
いつも七海のことを好き好き言ってはいるものの、いつもおちゃらけた雰囲気で気丈に振る舞っているからかこんなに不安そうなAはあまり見ないかもしれない
……仕方ない、もう少しだけ手伝ってやるか。
そう思った直後、「あ」と悟が声を出した
「どうしたんだい?」
「いや、アレ………」
あれ、と指を刺す方を私とAは不思議に思いながらも見やる
と、
そこにいたのは七海と、髪の長い女性
「っ、!」
「しーっ!A静かに」
「お、っと…… コレは………」
七海の腕に絡むように腕を組んで歩く女性
風俗か?いや、それにしては特有の露出の多い服ではないし、あからさまなピンヒールを履いていたり、化粧が濃いわけでもない
うっすらと化粧が施されたラテのような目元に緩く弧を描く形の良い唇。服のセンスもいいし、カフェデートでもしてきたのだと言われてもおかしくないくらいだ
緩く巻かれたミルクティーブロンドの髪は艶があり、細すぎず、ふくよかすぎず、とてもスタイルがいい
「綺麗な人だね」
「傑もそう思う?僕も」
「悟と一緒にしないでくれないかい」
「なにそれ傷つくー」
「………やっぱり、浮気してたんだ」
「「ん?」」
「あんな綺麗な人、私に勝ち目ないじゃんっ」
「え、A、!?」
「いくら私が可愛くて強くておしゃれだっておっ ぱい大きくたって、」
「お前のそのポジティブ尊敬するわ」
「悟も大概だと思うけど」
「でも、あの人だって私にないものいっぱい持ってるもんね……」
………これは、結構キてるなぁ
そうであってほしくなかった予想外のことにAの気分は沈み続けていた
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宮(プロフ) - 虚無さん» コメントありがとうございます!リクめちゃくちゃ嬉しいです!そしてこれまた胸がドッキドキナナミン!!さいこう!爆速で書き上げます! (5月22日 3時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
虚無 - 熱出ちゃった夢主ちゃんの逆がみたいです!(個人的には夢主宅まで運んで看病しててほしい)それで、ナナミンが寝ぼけて?好きって言っててほしい (5月20日 20時) (レス) id: 4a11fac183 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 - 宮さん» めちゃめちゃ良かったです!!リクエスト応じてくださりありがとでした!!! (2022年5月9日 5時) (レス) @page17 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 月宮さん» コメントありがとうございます!リクめちゃくちゃ嬉しいです!なんっって私得なシチュ…!!?ぜひ書かせていただきます! (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 森さん» コメントありがとうございます!ほんとですかぁー!?すっっっごい嬉しいです!! (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮 | 作成日時:2022年3月21日 17時