アイ・ラブ 6 ページ6
連れてこられた私たちを見て驚いた顔をするものの一瞬ホッとしたような色を見せ、そしてぐずり始めた
「さ、さとッ… っすぐ……!」
「はいはい、わかってるって。ってかなにその格好?ウケる」
「ウケな"いぃ"ぃ"!」
「ほらほら、お巡りさんも困ってるじゃないか。手短に終わらせよう」
この状況を真顔で眺めている警察官に嫌気がさし、ぱんっ、と手を叩くと2人は黙った
そして今何をしていたのかをちゃんと話し、いくつか質問をされながらも何とか切り抜けられそうだった
ちゃんと言ってあげたよ?
「では、失礼するよ」
「もう紛らわしいことしないでくださいね」
「自分も失礼します」
「お巡りさんなんてキライだっ!べーっ!」
「こら、Aやめなさい」
「すみませんね、気にしないで。ほら、行くよ」
「…………はぁーい」
警察官たちが去っていき、ひと息ついた頃に悟が笑ってAが拗ねた。「何してんのほんとに、っふ、っふは、」「笑ってんじゃないよー!!」なんてやりとりがいつも通り始まるから呆れるしかない
ぷんぷん、と効果音がつくくらいAが拗ねていると突然大きな声を出した
「ッあぁぁぁーーーー!!?」
「えっ、なに」
「け、」
「「け?」」
「建人くん、見失った………!!」
え?
何かと思えばそんなこと?
いちいち叫ばないでくれるかな、うるさい
「見失ったぁぁぁ!!」「あのお巡りさんたちのせいだぁぁぁ!!!」と大声で文句を垂れる。やめろやめろ、また警官来るぞ
「じゃあ今日は高専帰って2年生に稽古つけてやってよ。職質されて疲れたでしょ?」
「やだ!!」
「やだっつったって七海もういないんだからしょうがないじゃん」
「まだ探すの!今日こそ突き止めてやるって決めてるんだから!!」
「悟、ここまで幼児退行してるAはめんどくさいよ。大人しく私たちだけで帰ろう」
ため息をつきながらこめかみのあたりを抑える
極力面倒ごとは避けたい。なんなら今すぐ立ち去りたい。
「ちぇー」と言いながらも流石に面倒だと思ったのか高専に戻ろうと足をそちらへ向けようとしたとき、何かが私たちの服の裾をガシッと掴んだ
ガシッ、?
「どこに行こうとしてるの、傑も悟も一緒に建人くん探しに行くに決まってるでしょ」
………そら見たことか…………………
469人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宮(プロフ) - 虚無さん» コメントありがとうございます!リクめちゃくちゃ嬉しいです!そしてこれまた胸がドッキドキナナミン!!さいこう!爆速で書き上げます! (5月22日 3時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
虚無 - 熱出ちゃった夢主ちゃんの逆がみたいです!(個人的には夢主宅まで運んで看病しててほしい)それで、ナナミンが寝ぼけて?好きって言っててほしい (5月20日 20時) (レス) id: 4a11fac183 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 - 宮さん» めちゃめちゃ良かったです!!リクエスト応じてくださりありがとでした!!! (2022年5月9日 5時) (レス) @page17 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 月宮さん» コメントありがとうございます!リクめちゃくちゃ嬉しいです!なんっって私得なシチュ…!!?ぜひ書かせていただきます! (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 森さん» コメントありがとうございます!ほんとですかぁー!?すっっっごい嬉しいです!! (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:宮 | 作成日時:2022年3月21日 17時