アイ・ラブ 40 ページ40
手が、あったかい
木漏れ日の中にあるみたいな、そんな感覚
「ん、?」
「Aっ、!!」
「け、んと、くん?」
「あぁ、よかった…!!!ほんとうに!」
目を覚まし、人影の方へ目を向けると心配そうな顔をする建人くんがいた。
呼びかけるとガバッと抱きつかれて、思わず体勢を崩す
あれ、そういえばここ高専の医務室だ………
なんで、
早川くんは、?どうやって私ここまで……
アッ、!私の傷!!!
近くにあった手鏡を手に取り、顔をみるも綺麗に元通りの可愛い私になっていた。脚も痛まない。
すると、シャッとベッド周りのカーテンが開き硝子ちゃんが入ってきた
「お、予想より早かったな」
「なにが???」
「目覚めるのが。半日くらいは寝てるかと思ったけど、お前が寝てたのは5時間くらいだ」
5時間……
よ、よかったー!起きてみたら3日経ってましたとかシャレにならんからね!!!
束の間の休息、のはずなのにまたしても医務室の扉が勢いよく開け放たれる
「A!目が覚めた!?」
「よかった!!起きたんだね!?」
「静かにしろ」
「「あたっ、」」
傑と悟だ。こんな時でも硝子ちゃんに怒られてるから面白い。
硝子ちゃんが連絡したって言うけど、にしても来るの早くね???
そこでずっと私にくっついていた建人くんが体を起こし、目を合わせてきた
「………それで、自分で説明できますね?なぜこのような事態になったのか」
「ひ、ひゃい…………!」
おっ、鬼だ!!!顔が鬼だ!!!!!
できるだけ怒られたくない私は異変を感じた2ヶ月前からのことを包み隠さず話した
だって怒られたくないから!!!
すると大きなため息を私以外のみんなが吐く
「報連相は社会人の基本」
「う"っ、」
「今回はあなたの異変をおふたりも感じていたからこちらに連絡をくれたものの、なにも気づかずあのまま隠し続けていれば連れ去られてしまったかもしれません」
「明らかに様子がおかしかったからね。嫌な予感がして、七海に連絡したらやっぱり何かあった」
「お前はさー、どうしてほんとに困ってる時に僕たちを頼らないわけ?どうでもいい時はアホほど絡んでくるのに」
「返す言葉もございません………」
お説教だぁ………
今日は何時間コースだろー……………
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宮(プロフ) - 虚無さん» コメントありがとうございます!リクめちゃくちゃ嬉しいです!そしてこれまた胸がドッキドキナナミン!!さいこう!爆速で書き上げます! (5月22日 3時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
虚無 - 熱出ちゃった夢主ちゃんの逆がみたいです!(個人的には夢主宅まで運んで看病しててほしい)それで、ナナミンが寝ぼけて?好きって言っててほしい (5月20日 20時) (レス) id: 4a11fac183 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 - 宮さん» めちゃめちゃ良かったです!!リクエスト応じてくださりありがとでした!!! (2022年5月9日 5時) (レス) @page17 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 月宮さん» コメントありがとうございます!リクめちゃくちゃ嬉しいです!なんっって私得なシチュ…!!?ぜひ書かせていただきます! (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 森さん» コメントありがとうございます!ほんとですかぁー!?すっっっごい嬉しいです!! (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮 | 作成日時:2022年3月21日 17時