アイ・ラブ 39 ページ39
七海side
「だ、め… だめだよ、建人、くん……」
「A、!!!」
「手を出したら、悪いのは建人くんになっちゃう」
「ですが……!」
「建人くんは悪くないよ………」
そう言って再び目を閉じてしまったA
そうだ、感情的になるな。まずは家入さんに連絡を入れなければ……
こいつは………
こいつは気絶させて高専で苦痛を味わわせる
近くにいる補助監督に来てもらうように連絡し、家入さんにも大至急手当の準備をしておいてほしいと伝える
………少しくらい痛めつけたっていいだろう
「お前の身柄は
「っは、?」
手刀を落とし、完全に落ちたとこでタイミングよく車が来た。
できるだけAを揺らさないように慎重に抱え、男は引きずってトランクに投げ込む
Aの様子を見て真っ青になった補助監督は法定速度なんかガン無視で高専まで車を走らせてくれた
______________________________
「家入さん!お願いします!!」
「もう準備はできてる!こっちに寝かせてくれ……!」
車から降りて全速力で走る
抱えたAに呼びかけながら、医務室が見えてきたところで家入さんが待っててくれたのだ
ナイスタイミング!!!!
すると、横から見知った呪力
「なになに、慌ててどうし……… は??」
「…………七海、これはいったいどういうことだい」
おちゃらけた五条さんも夏油さんも、Aの様子を見て顔が変わる
家入さんに「あとは任せな」と言われ大人しく外で待つことに。
待っている間に2人に事の経緯を話す
「ストーカーァ!!?」
「なるほど、そういうことか……」
「ええ。そいつは今車のトランクにいます。Aの事頼みました、私はそいつを痛めつけてくるので」
お願いします、そう言って車に向かおうとした時、パシ、と夏油さんが私の手を掴んで止めた
五条さんも意味ありげにこちらを見ている
「そちらは私たちが行こう。呪霊ならまだしも、人間の仕業だ。大事な後輩を傷つけられて黙っていられるほど私たちは優しくない」
「Aが目覚めて1番最初に近くにいて欲しいのは七海でしょ。大人しく、手でも握ってお姫様のお目覚めを待ってて」
うっ、
また私は冷静さを欠いた
そうだ、私が1番近くにいてやらなくてどうする、
ではお願いします、と頭を下げて男の乗る車を伝える。行ってくるね、と足早に2人は去っていった
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宮(プロフ) - 虚無さん» コメントありがとうございます!リクめちゃくちゃ嬉しいです!そしてこれまた胸がドッキドキナナミン!!さいこう!爆速で書き上げます! (5月22日 3時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
虚無 - 熱出ちゃった夢主ちゃんの逆がみたいです!(個人的には夢主宅まで運んで看病しててほしい)それで、ナナミンが寝ぼけて?好きって言っててほしい (5月20日 20時) (レス) id: 4a11fac183 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 - 宮さん» めちゃめちゃ良かったです!!リクエスト応じてくださりありがとでした!!! (2022年5月9日 5時) (レス) @page17 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 月宮さん» コメントありがとうございます!リクめちゃくちゃ嬉しいです!なんっって私得なシチュ…!!?ぜひ書かせていただきます! (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 森さん» コメントありがとうございます!ほんとですかぁー!?すっっっごい嬉しいです!! (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮 | 作成日時:2022年3月21日 17時