たとえ手段は不純でも、この気持ちに一点の曇りナシ！！【呪術廻戦】

アイ・ラブ ３４ ページ34

朝、揺さぶられるような気配で意識が浮上する


まだ、ねむ………






「ん、？」



「おはようございます、A」



「んふふ、おはよう建人くん」



「そろそろ8時ですが、あなた今日は何時の出勤ですか？」



「っエ"！！！！」






ガバァッ！と跳ね起き、時計に目をやると時刻は7時55分


やばい！！！今日は8時半に先生に呼ばれてるのに！！！



ごめん建人くん！寝坊した！！起こしてくれてありがとう！！！とバタバタと家の中を走りながらお礼を伝えつつ家を出る準備をする


そんな私の様子を見てくすくすと笑う建人くん






「なにがそんなに面白いのさぁぁぁ！！」



「っふ、いえ、寝癖跳ねてますよ、くくっ、」



「あー！！！もういいや！今日髪の毛縛ってこ！！」






車で縛るから前髪だけ作って、あとはオイルだけちょっとつけてこのままでいいや！


そういえば建人くんは！？今日！

そう聞くと、今日は午後からですと返ってくる。



朝ごはんはサンドイッチ作ったので行きの車で食べてください、と小さめのランチボックスを手渡される


自分は午後から仕事なのにわざわざ起きて朝ごはん作って持たせてくれるなんてできたダーリン！！！！！

補助監督さんもう着いてるって連絡してくれてるわ、10分前に！ごめんね！！


行ってきまーす！と玄関のドアの鍵に手をかける。おっとと、その前に姿見で最終チェック………



顔よし、髪ゴムとピン良し、服よし、完璧！！！






「いってらっしゃい」



「行ってきます、建人くん」






慌ただしく出て行ったせいでポストに入っていた物もよく見ないまま掻っ攫って行く


暇な時確認しよう






「お、お待たせしましたぁ………！」



「ホントっすよAさん！！あなた学長の時間に間に合わせる気ないっすよね！！？」



「ごめんって明ちゃぁん………」


















　









　














___________________________________




移動中、髪の毛を縛るのが今日に限ってうまく行かなくて納得いく出来になった頃には学校

結局朝ごはんを食べる暇なく先生のありがたいお話はお昼までかかってしまい、せっかくの建人くんのサンドイッチは職員室の冷蔵庫で冷えている






「はぁぁ、お腹すいた………」



「お、随分長かったけどなにやらかしたの？A」



「悟、私が何かやらかした前提で来るのやめてよね」



「え、ちがうの？？？」



「そうだけど！！！」

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