アイ・ラブ 30 ページ30
もともと今日は書類出してくるだけらしいから朝言ってた任務だけ行けばすぐ帰ってくるよね、
じゃあ今日は私も早めに帰ろ!!
今やってるので既に5件目だけど、今日の任務はこれで終わりだし!時間帯もお昼だから、最後のやつこなして2時くらいには家に着ける!!
報告書なんて後ででいいのよ!!怒られるだけだから!私が怖いのは先生だけ!!!みんなが黙っててくれればなんの問題もない!!
早く帰って野菜スープでも作って待っててあげよ!!
「ふんふふーん、よぉーし!待っててねー!!ダーリーン!!!」
__________
七海side
さむい。
なんだか今日は体が熱い気もする。
そこまで感じて気づく、あぁ、風邪かと。
夜中、隣に眠るAを起こさないようにそーっとベッドを抜けて薬を飲んだがどうやら効かなかったようだ
以前あれだけAを叱っておいて、
「この体たらく…………」
「? 七海さん、何か言ったっスか?」
「いえ、なにも。それより新田さん、今日はこのまま自宅へお願いします」
「直帰っスね!報告書もお預かりしたんで大丈夫っスよ!」
「よろしくお願いします」
フーッ、と心なしか熱っぽい息を吐いて、Aにバレないようにせねばと考える
あの子はきっとすごく心配してくれるだろう
今日、明日、明後日は休暇。朝にAを送り出して、帰ってきたら『おかえり』と出迎える。いつも通りに過ごすだけ
『いってらっしゃい』『おかえり』そう迎えてやるだけで、そんな些細なことで、あの可愛らしい顔を綻ばせるはず
きっとその笑顔で風邪も良くなる。あの子の笑顔には人を元気にする力がある。
そんなことを考えながら、うとうとしていれば既に自宅付近だった
「七海さん、着いたっス!出張お疲れ様でした、ゆっくり休んでくださいっス!」
ありがとうございます、と返し、ふらつく身体を叩き起こしマンションのエレベーターに乗る
家は6階
一緒に住むのに一部屋が広く、部屋数も多いところにしたかったため、タワーマンションほど高層の家ではない
チンッ、と到着の音がして扉が開く。
少し足早に家の前まで行き、鍵を開けると半ば倒れるように玄関に入る。
「…………A」
あぁ、床が冷たくて気持ちいい…………
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宮(プロフ) - 虚無さん» コメントありがとうございます!リクめちゃくちゃ嬉しいです!そしてこれまた胸がドッキドキナナミン!!さいこう!爆速で書き上げます! (5月22日 3時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
虚無 - 熱出ちゃった夢主ちゃんの逆がみたいです!(個人的には夢主宅まで運んで看病しててほしい)それで、ナナミンが寝ぼけて?好きって言っててほしい (5月20日 20時) (レス) id: 4a11fac183 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 - 宮さん» めちゃめちゃ良かったです!!リクエスト応じてくださりありがとでした!!! (2022年5月9日 5時) (レス) @page17 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 月宮さん» コメントありがとうございます!リクめちゃくちゃ嬉しいです!なんっって私得なシチュ…!!?ぜひ書かせていただきます! (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 森さん» コメントありがとうございます!ほんとですかぁー!?すっっっごい嬉しいです!! (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮 | 作成日時:2022年3月21日 17時