たとえ手段は不純でも、この気持ちに一点の曇りナシ！！【呪術廻戦】

アイ・ラブ ２７ ページ27

「なぁ、これどこに連れてく気なんだ」



「言ったじゃん、空き教室」



「君たちのことだからどうせなんか企んでるんだろうけど、早めに終わらせてくれよ？」



「それは傑次第」






まったく………


空き教室に何かが仕掛けられていることは明白。何かあったか、？

いや、そういえばさっき野薔薇たちの様子がおかしかったな






「っよし！」



「え、着いたのかい」



「うん。布も全部剥がすから普通に立ってて」






降ろされて、巻かれていた布も取られた先にはやはり先程1年生が何かをしていた教室の扉の前


今回は1年生もグルか………



Aと悟は「合図したら入ってきてね！」と言って中に入っていってしまった

えぇー…………帰ってもいいかな………………




そこまで考えたところで、コンコンッと合図がした

向こう側に何があるのか全く理解できないが、もう腹を括るしかない。どんな悪戯が来てもいいように構えておこう


あの2人が人でなしだなんてことは今に始まったことじゃない



意を決してドアに手をかける






「ハッピーバースデー！！傑！！！」


「くらえ！！」



「わ、ぷっ、！？」






開けたと同時に次々に何かが飛んできて目の前が真っ白になった


え、



え、？？




顔を触るとベタベタとした感触

口に入ったそれはほんのり甘い味






「パイ……？」




「はっはっはっはー！！」


「そういうわけだから、誕生日おめでとう傑」


「おめでとう夏油」


「夏油先生おめでと！」


「おめでとう」






Aから始まり、悟、硝子、生徒たち………


次々とお祝いの言葉をかけられる



クリームを少し払って周りを見ると目の前にはたくさんのお菓子やご飯






「そっ、か。私、今日誕生日か」



「えっ、忘れてたの！！？」



「あぁ。嬉しいもんだね」



「へへっ、入念な計画を立てた甲斐があったぜ」



「違うわよ夏油先生、Aさん昨日急に言い出したんだから」



「実際さっき私に見つかってるしね。何してるかまではわからなかったけど」






本当に嬉しくて仕方がない

幸せだ



学長がいて、悟がいて、硝子がいて、後輩がいて、生徒がいて………


こんなに幸せでいいんだろうか






「みんなクラッカー持ったぁー！？」



「早くやれ」



「はぁい、硝子ちゃん！

それじゃ、改めまして！せぇーのっ！」






パァンッパァンッ！



「「「お誕生日、おめでとう！！！」」」




「っはは、！ありがとう！！」








　

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遅くなってすみません。ストックの分出すの忘れておりまして……

何ヶ月前だよって話ですよね。すみません。

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