アイ・ラブ ２２ ページ22
「…………で、ホストは良しとしましょう。断ったらしいので。問題はその後、」
「ぴゃｯｯ」
「詳しく、教えてもらえますかね」
ぷるぷると震えながら禍々しいオーラの建人くんを前に正座をする私
さっきまですごい楽しい気分だった気がするんだけど、アレ、おかしいな………
正座とはいえフローリングじゃなくてちゃんとソファーの上でさせてくれるとこ好き。絶対痛くなんない好き。足痺れるけどそんなのも気にならない。のは嘘だけど、建人くんがいるならこういう江戸時代の拷問みたいなやつも耐えられそう
「エっ、と、そういう任務でデスネ……… 決して！！決して自分から進んでこれを受けたわけじゃないです！！はい！！！」
「それで？」
「そ、それで、？？あ、と…… ご、ごめんなさい…………」
一体なにがそんなにお気に召さなかったんだろうか。上層部のやり口なんて知っているはず。加えて女の私は使い捨ての駒としか認識されていないだろう
いや、五条悟の一派として見られてるかもしれないけど
なにが悪いかわからないが謝るのがここは1番だと思って、俯いていると頭の上からため息が聞こえた
ほんとにふっっっかいやつ
まさかの反応にビクッとして建人くんの次の動きに細心の注意を払う
「A、私がなんで怒っているかわからないでしょう」
「ゔっ、」
「いいですか、あなたは私の奥さんです。私の大切な人で、最も愛しい人です」
「………はい」
「それなのに、ハニートラップなんて………
あなたがその瞳に私以外の男、それもたいして釣り合ってもいないその辺の外道を映したと思うとどうにかなりそうだ」
「……えっ、建人くんそれってもしかして、んぐっ」
「ええ、嫉妬ですよ。あなたには私だけを見ていて欲しいと思うのは悪いですか」
そう言って少しそっぽを向く建人くん
大きな手で抑えられた私の口はこれでもかというほど口角が上がる
え、なに！？嬉しすぎるんですけど！！可愛すぎるんですけど！！ていうか絵になりすぎる！！！！
私の旦那さんこんなにかっこいいんだよって自慢したい！！！！！あああ、でもみんなには知られたくない！なんだよもおおおお！！！！！
「ふふっ、嬉しい！そんなこと心配しなくても私には建人くんだけだよ！！他のやつなんてじゃがいもにしか見えない。
アっ、でも悟と傑は男爵芋とか。芋の中でもいいヤツ」
「どちらにしろじゃがいもですね」
くつくつと笑う建人くんの目にはいつもの優しい光が差し込み、今日は2人でオールで映画見てお菓子食べるって決めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 469人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宮(プロフ) - 虚無さん» コメントありがとうございます！リクめちゃくちゃ嬉しいです！そしてこれまた胸がドッキドキナナミン！！さいこう！爆速で書き上げます！ (5月22日 3時) (
レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
虚無 - 熱出ちゃった夢主ちゃんの逆がみたいです！(個人的には夢主宅まで運んで看病しててほしい)それで、ナナミンが寝ぼけて？好きって言っててほしい (5月20日 20時) (レス) id: 4a11fac183 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 - 宮さん» めちゃめちゃ良かったです!!リクエスト応じてくださりありがとでした!!! (2022年5月9日 5時) (レス) @page17 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 月宮さん» コメントありがとうございます！リクめちゃくちゃ嬉しいです！なんっって私得なシチュ…！！？ぜひ書かせていただきます！ (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 森さん» コメントありがとうございます！ほんとですかぁー！？すっっっごい嬉しいです！！ (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：宮 | 作成日時：2022年3月21日 17時
