アイ・ラブ ２ ページ2
夏油side
うーん………
うぅーん……………
私たちの向かいでゲンドウポーズをとるA。朝からずっとあんな感じで唸ってるし、硝子は気にも留めてないし、悟も気にかけるつもりはなさそう
昼にアレどうにかしようよって言ってはみたものの「どーせしょうもないことだ」「構うだけ疲れるよ」なんて言われる始末
まぁ、たしかにね………
めんどくさいけど、聞かないままずっとAのデスク周辺にどよーんとした空気が漂っているのもこちらとしては鬱陶しい
何よりAの聞いてほしいアピールがウザい。こういうのはちゃっちゃと聞いて適当に流すのがいいかな？
なんて思っていれば
「何ッッッッで誰もなにも聞いてくれないの！！？」
「A、うるさい」
「冷たい！冷たいよ硝子ちゃん！『どうしたの？』の一言くらいあってもいいじゃん！！」
「だってお前めんどくさいじゃん」
私が悶々と考えていざ口を開こうかとした時、いよいよ気に入らなかったのか自分で怒り出した
あーあ……
バッサリ切り捨てる硝子も硝子ですごいな、
「………はぁ…… もう辛気くさいから聞いてあげるよ。手短にね、面倒だから」
「面倒だから！？悟、アンタは可愛い可愛い後輩がこんなに悩んでるのになんとも思わないわけ！！？」
「だから聞いてやるって言ってんじゃん、早く言え！」
あ、なんかいつも通りだな。
そう思うや否や、再びゲンドウポーズをとるA。スゥッ、と変に息を吸い込みこちらをチラリとみれば、
「……………コレは由々しき事態だ、諸君」
「Aが��由々しき��とか言ってるよ」
「最近、建人くんの帰りが遅い。こんな仕事をしてるんだもん、ちょっとくらい遅くなったってなんともないの。連絡だってちゃんと入れてくれるし。予定が合わないことも不満がないって言えば嘘になるけど別にそんなに気にしてるわけじゃなくてね、でも、なんか最近の建人くんはおかし、」
「で、要はなに」
「いつもより口角が2ミリ下がってるし、眉間の皺も1ミリ深い」
「きっしょ」
「………っでね、要するに！！建人くんがなんだか周りを気にしながら行動してるんだよ！」
「だから？」
硝子が長い言葉に耐えきれずかぶせ気味に要件を聞けば、なんとも妖怪のような答えが返ってきてしまった。
流石のAでもこわ……
だから？と聞き返した私の言葉に返ってきたのはとんだ呆れた答えだった
「建人くん…… う、浮気、してるんじゃ、ない、かなっ、て………」
「「「は？？？」」」
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宮(プロフ) - 虚無さん» コメントありがとうございます！リクめちゃくちゃ嬉しいです！そしてこれまた胸がドッキドキナナミン！！さいこう！爆速で書き上げます！ (5月22日 3時) (
レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
虚無 - 熱出ちゃった夢主ちゃんの逆がみたいです！(個人的には夢主宅まで運んで看病しててほしい)それで、ナナミンが寝ぼけて？好きって言っててほしい (5月20日 20時) (レス) id: 4a11fac183 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 - 宮さん» めちゃめちゃ良かったです!!リクエスト応じてくださりありがとでした!!! (2022年5月9日 5時) (レス) @page17 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 月宮さん» コメントありがとうございます！リクめちゃくちゃ嬉しいです！なんっって私得なシチュ…！！？ぜひ書かせていただきます！ (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
宮(プロフ) - 森さん» コメントありがとうございます！ほんとですかぁー！？すっっっごい嬉しいです！！ (2022年5月5日 9時) (レス) id: af56163768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2022年3月21日 17時
