反社のお呪い【呪術廻戦】【東京リベンジャーズ】 (ページ9)

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大人の世界ページ9

虎杖side

伏黒と釘崎と買い物に来ていると近くから何かが衝突したような、爆発したような、そんな音が聞こえてきた

「事故か？」

「行くなよ」

「なによ、アンタ気にならないの？」

「どうせ車かなんかが突っ込んだんだろ、わざわざ見に行って面倒ごとに巻き込まれるのはゴメンだ」

「俺はちょっと見にいきたい！」

はぁ…… とため息をつきながらも音の聞こえてきた方へズンズン進んでいく俺たちの後を追ってきてくれる伏黒

もしかしたら助けられる人がいるかもしれないし、警察が近くにいるなら俺たちの出番はないけど見に行くくらい良いよな。

恐らく事故現場だと思われる場所に向かうため、ショートカットして路地裏を進んでいくととある2人組がコッチに向かって走ってきていた。

んあ？

それぞれに紫と緑のスーツを着ているあの人たちは………

「っ蘭ちゃんと竜ちゃん！？」

「ん？」

「おっ？」

あれ！？と思った時には2人の名前を口に出していて、伏黒と釘崎には「知り合いか？」なんて聞かれる。

コチラに気づいた2人もそれらしい反応を見せるも、減速することなく走り続けている。

何故かケラケラと笑いながら走っている2人には少しの血が付いているのと、それから火薬とガソリンの匂いがした。

ん？今走って来た方って………？

「よーぅ、宿儺の器ー！」

「ん、！？なんか知らねぇ奴もいんな？」

「っえ、なんでアッチから来たの！？」

「お前ら死にたくなきゃ、そのまま回れ右して逃げ切んぞー！」

「いたぞ！！」

「逃すな！！」

「待てゴルァ灰谷ィィ！！！」

なにひとつ俺の質問には答えてくれないまま俺たちの首根っこを掴んで進行方向にそのまま走る。

え？？？(困惑)

当然俺たちは後ろ向きで引き摺られているわけだが、さっき蘭ちゃんと竜ちゃんが走って来た角からスパイ映画なんかでよく見る黒服の人たちが怒号を飛ばしながら追いかけて来ている。

へっ、？

アノ人たちが怒ってるのってこの2人に対してだよね！？「灰谷」って言ってたし！！くっそ怖いんだけど！！？なにしたの！！？

竜胆さんは後ろに向かって拳銃で発砲している。

ハッポウ！！？

えっ、拳銃！？どっから出したのそんなもの！！？

「ちょ、誰なのよあんたたち！？」

「あは、舌噛まねーように気をつけな？」

「次の角、右。んで、直線行って、さらに三つ目の角を左。車は着いてる」

「ん、上出来♡」

トばすぞ、

そう言っていっそう速く景色が流れていった。