反社のお呪い【呪術廻戦】【東京リベンジャーズ】 (ページ8)

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「家入先輩いま… ありゃ、お邪魔しましたー！」

「おー、灰原。全然邪魔してないぞ、入っておいで」

ソファでイチャつき続ける先輩たちにコレはもう何を言っても無駄だと察して自分の仕事を再開してしばらくした頃、

再び扉が開かれ今度は灰原がやってきた。

が、この様子を見て何を思ったのか「また来ますね！」と言って出て行く始末。入っておいで、大丈夫だから。

私の声掛けに再び戻ってきた灰原が失礼します、と入ってくると続いて七海も入ってきた。

「おや、珍しいね」

「あ？灰原と七海じゃん」

「よ、久々」

「どうも」

「怪我とかじゃないですよ！」

「そう？」

「包帯と湿布をいただきに」

「やってやろうか？」

「いえ、補充が切れたので」

「ちょっと待ってな」

戸棚を開け、頼まれたものを取り出す。ワンセット…… いや、もうワンセットくらい持たせておくか。

塗り薬やその他諸々も簡単な紙袋に詰めていると先輩たちと灰原たちが話し始める。

マジで誰にでも絡んでくな、この人たち………

「いつ見ても七海のその感じ慣れねー！！」と腹を抱えて笑っている先輩たちには流石に青筋を浮かべる七海。

つか、灰原たちが１年の頃って先輩たちは４年だったよね？私たちでさえ関わりは多い方じゃなかったけど、そんなに仲良くなる程だったっけな……？

「いつ見ても一緒にいますね、おふたりは」

「仲良しだからね」

「ぐえっ、苦し………」

「俺は竜胆がいればいいし、竜胆もそうだろ？」

「っ、けほっ、まぁな」

「ほえー、俺も妹のこと猫可愛がりしてますけどここまでにはなれませんね」

「まぁ、おふたりの距離が近いだなんて今に始まったことじゃないですし。相変わらず、と言ったところですかね」

お互いがお互いに依存して、世界を保っている。

それはとてつもなく恐ろしいことで、少しでも欠けることはない。

まぁ、お揃いの刺青左右半々で入れるくらいだし。相当だな。

ほら、と詰めた紙袋を渡すとありがとうございます！と返ってくる。

んー、灰原は本当に後輩をするのがうまいな。

「午後も頑張れよ」

「ありがとうございます」

「あ。あのずっと気になってたんですけど」

「なぁに？」

「蘭先輩と竜胆先輩は＂キンシンソウカン＂ってやつですか？」

「「ぶっっっっ」」

飲んでいたコーヒーぶちまけたのは私のせいじゃない。

ぴくぴくと眉を動かすも固まる先輩。

七海を見れば目を逸らされる。おい、灰原の手綱はお前の管轄だろ。

　